非常用持出袋(防災セット)について考えるの11回目。
1回目の記事では、市販品の防災セットの中でお勧め出来るものを紹介しました。
2回目以降の記事では、非常用持出袋(防災セット)を自作する!という趣旨で、非常用持出袋に入れる防災グッズをいろいろな角度から紹介しています。
ちなみに、紹介する防災グッズは、1回目の記事で紹介した【防災グッズ】地震対策30点避難セット ~避難生活で必要な防災用品をセットした非常持出袋(防災セット)
前回の記事で、30点すべての紹介が終わったので、今回は山猫が足した方がよいと考えている物を紹介していきたいと思います。
30点避難セットに、もう少しおすすめ商品を加えてみる。
モバイルバッテリー
ポケモンGOの大ブームで一躍有名になったモバイルバッテリー。USB経由で充電できる大容量の電池ですね。今やスマホや携帯は災害時の必需品!連絡を取ったり情報を集めたり、とにかく便利な物なのですが、最大の弱点が、「電池がなくなったら使えない」という事。せっかくのスマホも電池がなければただの箱になってしまいます。
災害時は、停電している事も多く、避難所で電気が使えるとは限りません。また使えても数少ないコンセントを沢山の人で取り合う事になります。
また、運よく避難所のコンセントを確保したとしても、充電中はスマホを使う事も難しい。
こんな時役に立つのが、大容量のモバイルバッテリー。大きな物だったら、スマホを10回ぐらい充電できる容量の物が市販されています。
出来るだけ、スマホの電池を節約して、一日一回ぐらいの充電頻度にしておけば、10日分の電気を確保する事が出来るのです。
モバイルバッテリーは、各社から沢山の種類が発売されています。どれを選ぶか迷う所ですが、以前の記事でモバイルバッテリーの選び方を何回かに分けて特集しています。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
小型の防水ランタン
災害時は、懐中電灯や、ヘッドランプが定番ですが、小型のランタンもあったほうが便利。ランタンと懐中電灯、共に明かりを灯す物ですが、使われ方はだいぶ違います。
一番の違いは、懐中電灯が一方向を照らす物なのに対し、ランタンは、周囲を満遍なく照らす物という事。
暗闇で何かを探したり、避難所に向かう場合には、懐中電灯が便利ですが、避難所などで自分たちの周囲を明るくしたい場合は、ランタンの方が使いやすい場合が多いのです。
出来れば、大型のランタンを準備したい所ですが、非常用持出袋は出来るだけコンパクトに、したい所なので、あまり大きな物を入れたくはありませんよね。
本ブログでは、非常用持出袋に入れるランタンとして以下の2品をお勧めします。
・出来るだけコンパクトで、かつ使いやすいランタン
suaoki 3WAY高輝度LEDランタン ソーラーライト 懐中電灯 電池不要 USB充電 アウトドアや災害時の備えに オレンジ
ソーラーパネルが付いていて、昼間の内に日なたに出しておけば充電する必要もありません。しかも、蛇腹を折りたたむと、めちゃくちゃコンパクトになる一品です。
この商品は過去に紹介していますので、詳しくは、下のリンク先をお読みください。
・明るく、かつコンパクトな主力ランタン
もう一つ紹介するのが、2017年山猫が最もお勧めしたランタン。
ジェントス LED ランタン 【2017年モデル/明るさ370ルーメン/実用点灯9時間/防水】 EX-136S
とにかく、明るくてしかもコンパクト(この明るさにしては。)山猫も去年から使っていますが、欠点の少ないランタンです。
この商品の詳細記事はこちら↓
防災用帽子 or ヘルメット
頭部の保護用の定番は【ヘルメット】ですが、非常用持出袋に入れるにはちょっと嵩張りますよね。。
もちろん、袋に入れないで、壁にヘルメットを家族の人数分掛けて置けばよいのですが。。ちょっとやりすぎかな?と思う方は、防災用の帽子を選ぶという選択肢もあります。
この防災用帽子。見た目は普通の帽子なのですが、頭部を保護するためのパッドが入っているという商品。ハット型からキャップ型まで思いのほかいろいろな種類の防災用帽子が売られています。
防災用帽子に関しては、過去記事で詳しく紹介していますので、ご興味のある方はご覧ください。
やっぱりヘルメットの方がよい!という方は、防災用の折り畳みヘルメットを選ぶという方法もあります。
通常のヘルメットは見た目以上に嵩張ってしまい、置き場に困るものですが、この折り畳み式ヘルメットは、蛇腹構造になっていて、普段はとても薄くなるのです。
その中でも山猫がおすすめするのがこちら
折りたたみ防災用ヘルメット オサメット(反射材付き) osamet ホワイト (大人用)
なんと、折りたたんだ状態では、高さ45mm ! しかも専用の箱に収めることができるので保管中に汚れる心配もありません。
机の引き出しにも収まってしまう、折りたたみヘルメット! 会社の常備品としてもおすすめです!
安全靴+安全長靴
安全靴という靴をご存じでしょうか?工事現場などでお仕事をされている方は普段から使っているよ!という人も多いのでは?
靴の先端に鉄板(最近は樹脂の保護板の物も増えてきました。)が入った靴です。
災害時は、地面に何が落ちてくるか分かりません。瓦礫で埋まった道は普段通っているアスファルトの道とはくらべものにならないくらい危険がいっぱい。
普通のスニーカーは歩きやすいのですが、何かに足をぶつけたり挟んだりすると、ケガをしてしまいます。
災害時に足を怪我する事はその後の行動に制約が出てしまいますし、移動できない事で命の危険が生じる事も。。。
そんなわけで、災害時の避難用に安全靴を準備する事をお勧めしています。でも、安全靴って見た目がダサいのでは?と思われる方も多いと思います。
確かに、ホームセンターなどで売っている安全靴は、見た目がいまいちで、いかにも安全靴という物も多い。でも、探せば普段から履けそうな安全靴もたくさんあるのです。
本ブログでは、安全靴を普段履きにするというテーマの記事を書いています。
ぱっと見は、普通のスニーカーに見える安全靴も販売されています。安全靴を普段履きにすれば、災害用に特別に準備する必要もありません。
ちなみに長靴にも安全靴タイプがあります。
携帯型口腔ケアグッズ。要するに歯磨きの代わり
ドライシャンプーやウェットタオルなど、衛生管理用品を準備する事は、病気を防ぐためにも大切な事。でも、忘れがちなのが、歯磨きの代わり。
災害時は、水が貴重品なので、歯磨きを満足にする事が難しい事も。。
そんな時に役に立つのが、シート状の口腔ケアグッズ。普通のウェットティッシュは、アルコール等添加剤が入っているので、口の中に入れると、不味かったり、刺激が強すぎたり、いろいろ問題が起こります。
そんな時役に立つのが、口の中専用のウェットシート。
本ブログでは、口腔ケア専用のシートを紹介しています。
特に、小さなお子さんがいるご家庭では、衛生面の管理がとても大事ですよね!
ラップ、ポリ袋、新聞紙、使い捨て手袋
どれも珍しい物ではないのですが、避難時の三種の神器と呼ばれている、ラップ、ポリ袋、新聞紙。
本ブログでは、この三種に加え、使い捨て手袋を合わせて4種の神器として備蓄を推奨しています。
使い道が幅広いこれらの商品は、大量に備蓄しておいて損はありません。
非常用持出袋にも少しずつ入れておくことを提案します。
使い捨て下着
災害時、水は超貴重品。洗濯をする事が出来ない可能性も考えておかなくてはいけません。
そんな時に役に立つのが、使い捨て下着。
最近は、使い捨て下着もだいぶ進化して、履き心地、着心地がよい商品がでてきていますよ!
まとめ
11回に渡って連載してきた、非常用持出袋に何を入れるか?というテーマも今回でようやく終了。
長々と読んでくださった皆様ありがとうございました。(ほんとはもう少し簡単に済ます予定だったのですが、始めてみるとどんどんページ数が膨らんでしまいました。。。)
このブログでは、防災グッズは、防災コラムを多数取り揃えています。
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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