非常用持出袋(防災セット)について考えるの10回目。
1回目の記事では、市販品の防災セットの中でお勧め出来るものを紹介しました。
2回目以降の記事では、非常用持出袋(防災セット)を自作する!という趣旨で、非常用持出袋に入れる防災グッズをいろいろな角度から紹介しています。
ちなみに、紹介する防災グッズは、1回目の記事で紹介した【防災グッズ】地震対策30点避難セット ~避難生活で必要な防災用品をセットした非常持出袋(防災セット)
を参考に、足した方がよいかな?と思う商品を追加していくという方針で進めています。
9回目の記事に引き続き、防災グッズを選んでいきます。
25.乾電池(×4)
【防災グッズ】地震対策30点避難セット ~避難生活で必要な防災用品をセットした非常持出袋(防災セット)には、単三型のアルカリ乾電池が4本入っているのですが、、、
正直な所、アルカリ乾電池4本では少し心もとない。このブログは、災害時に使う電化製品について異常に執着していて、今までも電気(電池)の確保をどうするか?というテーマでいろいろな作戦を考えてきました。
ポイントは。
・電気を使う防災グッズは、出来るだけ、「単三型乾電池」か「単四型乾電池」を使用するものを選ぶ。出来れば、単三か単四どちらかに統一出来ればなお良し!
・備蓄する電池は、アルカリ型乾電池に加え、エネループなどのニッケル水素電池とする。
・スマホなどの充電用に、モバイルバッテリーを活用する。
・AC100V(家庭用コンセント)がなくても、モバイルバッテリーやエネループなどのニッケル水素電池を充電できる手段を持つ。
具体的にどんな機器を準備すればよいのかまとめた記事がこちら↓
災害時に使う電気の問題は、かなり重要!普段何気なく使っている電気が、災害時には使えなくなってしまうかもしれない!という事を日頃から考えておきたいですね!
26.マスク
災害時に限らず、今やマスクは必需品。日本人はマスクが好きなのか、ちょっと風邪やインフルエンザがはやると街はマスクの人だらけになりますね。
ここまで過敏になる必要があるのか、山猫にはよくわかりませんが、災害時はマスクがあったほうが良いのです。
風邪やインフルエンザなどの病気だけでなく、地震が起こった後はものすごい埃が街を覆いつくします。場合によっては火災の煙が流れてくることも。こんな状況から喉を守るのにマスクは必需品なのです。
ただ、マスクの話題をすると良く上がってくるのが、、外部からの病原菌や埃や塵を防ぐには、ドラッグストアで良く売られているサージカルマスクでは力不足だと言う意見。
確かに、元々の考え方として、サージカルマスクは、病気の人が自分の病原菌を周りにまき散らさないために使うという物があります。
そして外部からの侵入を防ぐためには、防塵用のマスク(N95マスクが有名ですね!)が必要という話。
確かに、おっしゃっている事はもっともだと思います。普通のサージカルマスクは、ピッタリと顔に密着するわけではないので、どうしても周りに隙間が空いてしまいます。そこから、埃や塵が入ってきてしまいますし、ウイルスなどは、マスクのフィルターを通過して口や鼻に入ってきてしまう。
ただ、山猫は二つの理由で、防塵マスク(N95マスク)よりも普通のサージカルマスクの方が良いのでは?と考えています。
一つ目は、しっかりした防塵マスクはとても苦しいという事。慣れていれば問題ないのかもしれませんが、慣れていないと、しっかりと顔に密着したN95マスクはとても苦しい。短時間なら何とかなるのですが、長時間の使用となると。。。
災害時に瓦礫の除去等に係る可能性がある方は、サージカルマスクに加えてN95マスクを準備しておくというのは間違いではないのですが。。
二つ目は、サージカルマスクでも全く意味がないとは思えない事。ちょっと感覚的になってしまいますが、埃や塵の侵入防止には普通のマスクも十分力になりますし、ウイルスなどに対しても全く無力とは思えないからです。100%取り切れなくても、少しでも数を減らせればマスクをつける意味はあると考えています。
特に、力の弱い子どもや女性、お年寄りにN95マスクはかなり苦しい。それよりは、使いやすいサージカルマスクをたくさん準備しておくのが良いと山猫は考えています。
でも、N95マスク。全然苦しくなくて快適!と思われる方は、サージカルマスクよりも効果の高いN95マスクを揃えても良いですね!
いろいろ試してみて、問題なくつけられる範囲で、効果の高いマスクを選んでいただけたらと思います。
29.30.救急セット
最後は、救急セット。災害時に起きる怪我や、虫刺され、病気などに対応するための救急キットは、避難道具の必需品です!
救急キットを入れて置く入れ物は、どんなポーチでも構わないのですが、専用のポーチも販売されています。
専用のポーチの特徴は、一目でそれとわかる外観と、効率的に収納できる収納エリア。救急セットの中身は、絆創膏や、常備薬などこまごましたものが多いので、普通のポーチに入れておくと、中がぐちゃぐちゃになってしまって、使いにくい物になってしまいます。
専用のポーチ(ファーストエイドキット)は収納がよく考えらえていて、こまごましたものをすっきりと収める事が出来るのです。
救急セットの中に入れるグッズは、ほとんどが100円ショップやドラッグストアで揃うもの。家族構成や持病、住んでいる地域で揃えるべきものは変わってきます。なんでも詰め込んでしまうとものすごい量になってしまいますので、何がどれくらい必要かよく考えて、自分たちだけの救急セットを作るのがよいと山猫は考えています。
一旦まとめ
ようやく、一回目で紹介した、市販の非常持ち出し袋(防災セット)の中身を元にした、防災グッズの紹介が終わりました。
次回は、今まで紹介したものに加えて、山猫が非常用持出袋に入れたらよいのでは?というグッズを紹介します。
最後までお読みいただきありがとうございました。
次回もお楽しみに!
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