災害時に近隣の住民が倒壊した家屋から助け出された人は意外に多い!
災害時の救助作業と言うと、自衛隊や消防の方の活躍がメインなのでは?と思う人が多いと思います。
確かに、日本のレスキューは世界的に見ても超優秀!本当にありがたい事ですね。
でも、実際に地震が起きた時、近隣の住民が倒壊した家屋などから助け出した人の数は意外に多いのです。
阪神・淡路大震災では、地震が発生した時刻(早朝でした)も影響して沢山の人が倒壊した建物の下に取り残されてしまいました。
そして、倒壊した家屋から助け出された人は、なんと35000人。その内、消防や自衛隊が助けた人の数は8000人。残りの27000人は住民によって助け出されました!
これは、倒壊した家屋が多すぎて、消防や自衛隊の方だけではなかなか手が回らなかったからでしょう。
つまり、地震の時の救助作業には、近隣住民が大きな力と役割を担っているという事なのです。
でも、いくら近隣住民が頑張っても、素手では限界があります。柱や家具は重たい物ですから道具なしで動かすのはとても大変な事。かと言って重機を各家庭に備蓄しておくわけにもいきません。
本ブログでは、救助作業に役に立つ3つの道具を記事にしてきました。この救助作業の3種の神器があれば、助けられる命があるかもしれないのです!
1.長尺バール
バールというのは大きなくぎ抜きみたいな物なのですが、これが災害時には色々な局面で役に立ちます。
重い物を持ち上げたり、壁を壊したり、ゆがんだ、ドアや窓をこじ開けたり、いろいろな使い道があります。バールは長い方が強い力が出せるのですが、その分重たくなりますので、そこは体力と相談。使いやすい長さのバールを準備しておくことが大事です。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
2.ジャッキ
バールは便利な物ですが、柱や梁などの重たい物をささえ続けるという用途には不向き。構造上あまり高く持ち上げる事もできません。そこに登場するのがジャッキ。バールで持ち上げた隙間にジャッキを差し込んで、柱や梁を持ち上げるという使い方が可能です。持ち上げる力もバールに比べるとはるかに強いという特徴があります。
ジャッキは、自動車のパンク修理用品として、自動車に標準搭載されている場合が多いので、どこにしまってあるかチェックしておくとよいと思います。自動車を持っていないよーという方は、防災用品として備蓄しておくことをお勧めします。
詳しくは以下の記事で。。
3.のこぎり
ノコギリは、柱などを切断するために使います。ノコギリと言うと大工用のノコギリを想像する方が多いと思いますが、大工用ノコギリは、キレイに材木を切断するのには適していますが、扱い方を間違えると曲がってしまいますので、災害時にはちょっと不向き。
災害用としておすすめ出来るノコギリを以下のページで紹介しています。
本当はチェーンソーを備蓄できれば良いのですが、一般家庭にチェーンソーを備蓄するのはちょっと難しい。そもそも普段使っていない人がいきなり災害時に使おうと思っても使いこなせそうにありません。なので、本ブログでは馴染みのある「のこぎり」をお勧めしています。
以上今回は、災害救助の3種の神器、バール、ジャッキ、ノコギリについての記事でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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