(この記事の最終更新日は、2022年6月11日です。)
阪神淡路大震災では、たくさんの人が建物の下敷きになりました。そして、建物から生還した人が35000人もいたのです。
その中で、近隣住民によって助け出された人は27000人と言われています。かなり多くの人が近隣住民によって助け出されたことが分かります。
建物の下敷きになった人を助ける道具として最も重要な物が、「バール」これは前回の記事にかきました。
バールはとても役に立つ道具ですが、梁などの重量物を持ち上げ続けるという用途にはちょっと不向き。
力を抜いたらすぐに落ちてしまいますし、構造上柱や梁などを大きく持ち上げる事は出来ません。(テコの力で持ち上げる為、移動量は少な目なのです。)
そんな時役に立つのが、ジャッキなんです。
ジャッキとは何?
自動車を運転する人ならばジャッキと聞けば、「あ-あれの事か」とわかると思います。タイヤがパンクしたときに車体を持ち上げるために使う物ですね!1トン近くある自動車を人の力で簡単に持ち上げられるジャッキは、崩れた家から住人を助けるためにも使えるのです。
ジャッキには大きく分けて、
1.パンタグラフ型ジャッキ
2.油圧ジャッキ
があります。普通自動車に付属しているのはほとんどパンタグラフジャッキですね。大型の自動車やトラックには、油圧ジャッキが付いていることもあります。
油圧ジャッキの方が持ち上げる力も強く、しかも早く持ち上げる事が可能です。ただ油圧ジャッキは、たまに勝手に下がってしまう事が。。
ちゃんと手順を守っと使っていれば大丈夫なはずなのですが。。
でも、パンタグラフジャッキでは役に立たないというわけではありません。パンタグラフジャッキでもあればきっと役に立ちます。
自動車を持っている人は、ジャッキがどこに収納されているか、確認しておくとよいと思います。自動車を持っていないよ!という方は、
防災用品の一つとして、ジャッキを持っておくと安心です。大切な人を守るためにぜひジャッキを備蓄しておいてください。
山猫お勧めのジャッキ
高価なジャッキを買えれば、それに越した事はないのですが、防災用品はジャッキだけではなくいろいろな物をそろえる必要がありますので、ほどほどの価格で、その割には使いやすい製品をお勧めしています。
[PowerWings] シザージャッキ 荷重2.0T 力を省き 手動レンチ用 超便利なジャッキ [電動レンチが使えます]
まずはパンタグラフジャッキ。ちょっと変わっているのが、ラチェット式のメガネレンチが付属している点。狭い場所でジャッキを扱わなくてはいけない場合は、このラチェット式のハンドルが使えるのはほんとに便利なんです。普通のパンタジャッキに比べるとはるかに早く、上げ下げできますよ!
TRUSCO 油圧ジャッキ5トン
5トンの物まで持ち上げられることが出来る油圧ジャッキです。自動車用の油圧ジャッキを準備してもよいのですが、値段もそれほど変わりませんのでこちらをおすすめ。
5トンというとかなり大きな梁まで持ち上げられるという事。バールと組み合わせると、使い道が広がります。
今回は、災害時の救助にあったら大活躍の「ジャッキ」についての紹介でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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