電池式の電気柵を、ソーラー対応にグレードアップする電気柵用小型オフグリッドソーラー。
いよいよ、本格的に生産を開始する事になりました。
今回の記事は、静岡県藤枝市の電気部品メーカー安曇野電子が販売する電気柵用ソーラーバッテリーの紹介記事です。
※本ブログでは、電気柵用オフグリッドソーラーを作ろう!という趣旨で連載を続けてきました。電気柵用ソーラーバッテリーを自作してみたい!という方は以下の記事(沢山ありますが。。)をご覧下さい。電気柵用オフグリッドソーラーを自作する!記事一覧
電気柵用ソーラーバッテリー12Wの紹介
一般的に売られている、電池式(自動車用バッテリーを使用できる機種)の電気柵には、いくつかの問題がありました。
1.定期的に電池交換を行うか、バッテリーの充電を行う必要がある。
2.電池が新しいときは、電機柵の電圧が高いが、すぐに電池が弱り、電気柵の効果が弱くなる。
電気柵用に売られている純正電池は、一ヶ5000円程度とかなり高額です。この電池を使って、電機柵が使える期間は、わずか1~2ヶ月。年間の電池代はバカになりません。また、自動車用バッテリーを使う場合は、定期的に充電をしなければなりません。充電するには、一旦バッテリーを取り外して持ち帰り、充電して、また設置するという作業が必要になります。また、自動車用バッテリーは一旦、空になるまで使ってしまうと、全く充電できなくなってしまうか、充電できても、容量がかなり減ってしまうという問題点もあります。
これらの問題を解決する一つの案は、電池式の電気柵を捨てて、ソーラーパネルがついた電気柵を買ってくることですが、
ソーラー付きの電気柵は、とても高価ですので、そう簡単に買い換えるわけにはいきません。
そこで、登場したのが、電池式の電気柵をソーラー対応にグレードアップする、電気柵用ソーラーバッテリー12Wです。
本装置には、ソーラーパネル 12Vバッテリー 充放電コントローラーが組み込まれており、電気柵のバッテリー接続端子に、2本の配線をつなげるだけで使用出来ます。
ソーラーバッテリー内のバッテリーは、ソーラーパネルが発電した電気で常に充電されますので、雨天が続かない限り、満充電に近い状態を維持します。
また、本装置の心臓部、充放電コントローラは、信頼の日本製(電菱製)を使用しています。オフグリッドのソーラー装置で最もトラブルが起き易いのがこの、充放電コントローラ周り。安価な製品の中には信頼性が著しく低いものもあります。電気柵は24時間連続で使用する装置ですので、信頼性の高い充放電コントローラーを採用しました。
電気柵との接続イメージ。転倒防止の為、杭に電気柵本体、ソーラーバッテリーをバンドで固定しています。電気柵とソーラーバッテリー間は、1本のケーブルで接続。ソーラーバッテリーから伸びるケーブルを電気柵の外部バッテリー入力端子にねじ止めするだけで使用できます。
電気柵用ソーラーバッテリー12Wの仕様
・ソーラーパネル 12W
・鉛バッテリー +12V12Ah(144Wh)
・出力電圧 +12V(+11.5V~+14.1V)※出力電圧は日射状況及びバッテリーの状態に依存する
・バッテリー寿命 通常使用で2年~3年
電気柵用ソーラーバッテリー12Wの販売価格
安曇野電子での販売価格は、21600円(税込み 2017年8月現在)です。なお、材料の仕入れ価格の変動により販売価格が変わる可能性があります。 製品保証期間は、販売後6ヶ月です。6ヶ月以降は有償修理となります。
便利なオプション品
電気柵用ソーラーバッテリーを、非常用電源として使用できるアタッチメントを販売しています。このアタッチメントを使用すると、シガーソケットを使用する自動車用電機機器を使うことが出来ます。(※最大消費電力30Wの機器まで) このシガーソケットに、スマホや携帯を充電できる変換器をつければ、災害時の充電器として使用することが可能です。充電ケーブルは付属しておりません。ご注意ください。
・シガーソケットアタッチメント(取り付けネジセット) 1620円(税込み)
・12V – USB 変換アダプタ (Anker製) 1080円(税込み)
以上。今回は、電池式の電気柵をソーラー対応にアップグレードする、電気柵用ソーラーバッテリー12Wの紹介でした。
なお、しばらくは直接設置についてご相談できる距離(静岡県中部地方)の農家さん限定の販売となります。ご了承ください。
※ 電気柵用ソーラーバッテリーユニット設置相談対象地域は以下の通り:静岡県静岡市,静岡県焼津市,静岡県藤枝市,静岡県島田市,静岡県牧之原市,静岡県榛原郡吉田町,静岡県榛原郡川根本町,静岡県掛川市,静岡県菊川市,静岡県御前崎市
電気柵用電源でお困りの方、電気柵の電源のソーラー化にご興味のある方は、安曇野電子ホームページの「問い合わせ」フォームから、お気軽にご連絡ください。
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農業用 電気柵用ソーラーバッテリーユニット(ソーラー充電式バッテリー)を作ろう! 記事一覧ページへ
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※免責事項:ソーラー発電に限らず、電気を扱う機械の製作は、常に危険をはらんでします。万が一、事故が起きた場合、著者は責任を負えません。このブログは、電気柵用オフグリッドソーラーの作り方について出来るだ詳しく説明していく予定ですが、このブログだけを参考にして、一人でオフグリッドソーラーを組み立てよう!と考えるのは危険です。出来れば電気の扱いに慣れた方と作業をしていただきたいと思います。
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