非常用持出袋(防災セット)について考えるの6回目。
1回目の記事では、市販品の防災セットの中でお勧め出来るものを紹介しました。
2回目以降の記事では、非常用持出袋(防災セット)を自作する!という趣旨で、非常用持出袋に入れる防災グッズをいろいろな角度から紹介しています。
ちなみに、紹介する防災グッズは、1回目の記事で紹介した【防災グッズ】地震対策30点避難セット ~避難生活で必要な防災用品をセットした非常持出袋(防災セット)を参考に、足した方がよいかな?と思う商品を追加していくという方針で進めています。
5回目の記事に引き続き、防災グッズを選んでいきます。
9.マルチツール
マルチツールとは、ナイフや栓抜き、ハサミなどが一つになっている便利グッズ。昔は十徳ナイフと言っていたのだが、、最近はマルチツールと言うらしい。
確かに、災害用としては、いろいろなツールが一つになっていてくれるのはとても助かります。あまり使用頻度の高くないグッズをたくさんそろえて置くのは非効率だし、場所も取ってしまいますからね。まさに災害用に作られたようなグッズですね!
ただ、この手の沢山機能があるグッズは、どれも中途半端で使い物にならない物もあります。あまり安価な物を選んでしまうと、いろいろ出来るはずなのに何もできないという悲しい結果に。。
山猫がこれは使える!と思ったマルチツールは、RAVPower ナイフ マルチツール ( 折り畳み式 コンパクト ロック機能付き 軽量 耐摩耗 高耐久 ) 日常 キャンプ 登山 釣り 防災 アウトドア 用です。
一つ一つの機能がしっかりしていて、しかも手に持った時の不安定感が少ない。よく考えられたマルチツールだと思います。価格は、3000円くらい(2017年12月 アマゾン価格)もっと安いマルチツールはあるのですが、ナイフの出し入れが固すぎたり、ガタがあったり、安い物はそれなりの物が多いのです。このツールは、価格から考えたらとても良く出来たツールですよ!
ついている機能は、
・ナイフ(ブレード、のこぎり刃付)
・プレイヤー(ニードルノーズプライヤー、ワイヤーカッター)
・缶切り(チゼルヘッド付)
・ドライバー(9-in-1 プラス・マイナス ドライバーセット)
・ボトルオープナー
山猫がおすすめするもう一つのマルチツールがVICTORINOX(ビクトリノックス) スーパーティンカー 保証書付 1.4703 (旧名称:トラベラーPD)【日本正規品】です。
マルチツールがまだ、十徳ナイフと呼ばれていた時代(今もそう呼ぶ人はいるのかな?)からのあこがれ。ビクトリノックスのマルチツールです。
道具としての美しさは言うまでもありませんが、ツールとしてもよく出来ています。
このモデルは、ワインのオープナーの代わりにプラスのドライバーを装備したタイプ。防災用途では、ワインオープナーよりもプラスドライバーの方が必要となる可能性が高いですよね!
ついている機能は、以下の通りです。
・ラージブレード(一般的なナイフ)
・スモールブレード(小型のナイフ)
・はさみ
・缶切り
・ワイヤーストリッパー
・プラスドライバー
・ピンセット
・マイナスドライバー
・栓抜き
・リーマー(千枚通し)
・マルチフック
災害時に、どんなツールが必要になるかは、想像が出来ません。プライヤーやワイヤーカッターが必要になる場面はなかなかないかもしれませんが、想像しきれないのが災害というものですので、いろいろな機能が入っているマルチツールは一つ準備しておくと、安心ですね!大きさも、重さも大したことはありませんから、非常用持出袋に入れて置いても邪魔になりませんしね!
10.エアー枕
避難所で寝る場合、どのような姿勢で寝る事になるかは分かりません。出来れば横になりたい所ですが、それはなかなか難しい。壁に寄りかかったまま眠ったり、座ったまま休まなくてはいけない場合もあります。そんな時に役に立つのが、空気で膨らませるタイプの枕です。
以前このブログでは、首に巻くタイプの枕、「ネックピロー」を記事にしました。
山猫は、ネックピローについてあまりいいイメージは持っていませんでした。少し人より首が長いせいか、ネックピローをまいても首が曲がってしまって、あまり寝心地が良くなかったのですが、最近のネックピローを試してみたら、いい意味で期待を裏切られました。いつの間にか、首のサポート能力が強化されてかなり快適になっています。
ネックピローってあんまり役に立たないじゃないか!と思っている人はぜひお試しあれ!
11,12 アイマスク 耳栓
見落としがちですが、避難所での必需品がアイマスクと耳栓。避難所は、停電でもない限り、深夜でも照明をつけています。逆に暗い避難所では、移動の時にランタンや懐中電灯が必需品。いずれにしても真っ暗ではないわけです。また、沢山の人が同じフロア―にいるわけですから、なかなか静かになりません。
普段から、明るくても、うるさくても気にしないで眠れる方は問題ないのですが、静かな環境で寝ている人は要注意!山猫は最近は少し明るいところでも眠る事が出来るようになりましたが、以前は部屋を真っ暗にしないと眠る事が出来ませんでした。また音にも敏感。階下でテレビがついているだけで、上手く寝付けませんでした。
そんな人の場合は、避難所の生活はかなり過酷。。。睡眠不足は、体力を奪っていきますので、上手く眠れるようにすることはとても大事な事なのです。
本ブログでは、以前の記事でおすすめのアイマスクと耳栓を紹介しています。
アイマスクも耳栓も100円ショップで売っていますが、、もう少しお金を出すと、ぐっと良い製品を手に入れる事が出来ます。
以上、今回はマルチツール、エアー枕、アイマスク、耳栓の紹介でした。
まだまだ続きます。次回をお楽しみに!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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