台風21号が、東海、関東に向かってきています。
超大型で、非常に強い台風が関東に上陸した例は今までに無いらしい。。
このまま進むと、大変な被害が出る恐れがあります。
今回の台風は、雨、風ともに強いのですが、山猫は雨が心配。台風の雲が来る前に、秋雨前線の動きが活発になっていて、既にかなりの雨量が観測されています。
これだけ雨が降った後に台風の嵐が来る。怖すぎですね。。
さて、台風に限らず大雨で怖いのは河川の決壊や、越水(水が堤防を越えてくる事)。しかし、自分が住んでいる地域の河川の水位を知るのは簡単ではありません。
何といっても、大雨が降っている最中です。川の様子を見に行く事自体とても危険な事ですからね。出来れば家の外にも出たくない!そんな状況のはずです。
そんな時に役に立つのが、各河川に設置されている水位計。この水位計の値をネットでリアルタイムに見る事が出来るのです!
ほんとに便利な時代になりました。
全国の河川の水位をリアルタイムに見る事が出来るサイト
国土交通省が公開している、川の防災情報のサイトです。
使い方は簡単。自分が調べたい地域を選んでいくだけで、設置してある水位計が地図に表示されるのです。
例えば、山猫が住んでいる静岡県を選択してみましょう。
※画像はすべて国土交通省 川の防災情報からの引用です。
次に、静岡県をクリック
静岡県の水位計一覧が出ました。ついでに現在の県内の降雨状況も確認できます。
この画面だけでも危ない河川が分かります。上の図では、ほとんどの水位計が水色を指しています。とりあえず水位計が水色であれば余裕があります。(河川によっては急激に水位が変化するものもあるので安心は出来ないのですが。。)さらに、自分が見たい水位計を選ぶのですが、これはちょっと難しい。とりあえずこれかな?という水位計にカーソルを合わせてみましょう。
水位計のマークにマウスカーソルを合わせると、横に地名が出てきます。どこだこれ?という場合も多いので、事前に自分の近くの水位計の場所を調べておくとよいですね!でもわからなくてもだいたいの地名が分かっていれば十分参考になります。
ここでは、安倍川水系の「手越」を選んでみましょう。
かなり細かい画面に切り替わります。川の断面図と、現在の水位が表示されています。この図には、どのくらいの水位になると危険なのかも表示されているので、現在の危険度がすぐにわかりますね。そして、水位がどのくらい変化してきたのか?という情報も見る事が出来ます。
画面の切り替えは、画面上の方にある「タブ」
「水位観測所付近の川の断面図」と「河川の水位の時間変化」を切り替える事で、最近の河川の水位の変化を見る事が出来ます。
水位の変化は、図中に青線で示されています。このブログを書いている時は、まだ安倍川の水位の変化は大きくないので、画面下の方をウロウロしていますが、水位が上がってくると、この青線が盛り上がっていきます。時間軸で見ると、水位が上がりつつあるのか、ピークを越して下がり始めているかが分かります。(もちろん雨量が増えれば、再度水位が上がる可能性もあるのですが。。)
この、水位計の情報を定期的に見れば、自分がいる場所がどの程度危険なのかを知る事が出来ます。
何も知らない状態でいきなり、家の中に水が押し寄せてきたらパニックですよね!
ただ、小さい河川は、水位が急に上がる傾向があるので注意が必要。危ないな!と感じたら早めの対策を!
今回は川の防災情報のサイトの紹介でした!
2017年10月22日 PM16:30現在の情報
今回ご紹介した川の防災情報のサイトがかなり重くなっています。多分アクセス集中の為かと。。必要の時に情報が取れないのは痛いですね。もうちょっと余裕のあるサーバーを使ってほしい物です。
危険な河川の情報や、台風情報、警報の発令情報などがまとまっている気象庁のサイトもお勧めです。
こちらは今の所、普通にアクセスできます。河川の細かい水位までは分かりませんが、危険な河川の情報は出ていますので、川の防災情報のサイトにアクセスできない場合はこちらを試してみると良いと思います。
最後までお読みくださりありがとうございました。
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