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電気柵用オフグリッドソーラーを作ろう!19回目 1号機実地試験。炎天下でバッテリーボックスの温度はどうなった?

バッテリーボックス温度測定20170716 電気柵用オフグリッドソーラー
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(この記事の最終更新日は、2020年7月7日です。)

電池式の電気柵をソーラー化して、電池交換や、バッテリーの充電のわずらわしさから解放する

電気柵オフグリッドソーラープロジェクトの19回目です。今までの記事まとめはこちら

電気柵用オフグリッドソーラーを実際に畑に設置して、動作試験を開始してから今日で1週間!

この一週間は、高温あり!大雨あり!で、装置の動作試験としては申し分ない環境でした。この悪条件でも元気に動いてくれれば、とりあえず安心ですね!

今回は、昨日のうだるような暑さの中、バッテリーボックスの中の温度がどの程度上がったのか確認してみます。

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電気柵と、バッテリーボックス設置状況の確認。

電気柵用オフグリッドソーラー2017年7月13日の様子

電気柵と、バッテリーボックスは、畑の隅に設置してあります。
写真中央に、緑色の箱が二つ。左側が電気柵本体(タイガー アニマルキラー4300DC2)右側のソーラーパネルが載っているものが、今回制作した、電気柵用オフグリッドソーラー1号機です。
ソーラーパネルの下にある緑色の箱に、バッテリーと、ソーラーパネルのコントローラが入っています。(バッテリーボックスと呼んでいます。)

転倒しないように、杭をうって、ワイヤーで固定されています。
また、浸水を防ぐために、プラスチックボックスを地面に置いて、その上に電気柵とオフグリッドソーラー装置を設置してあります。

方角的には、写真右側が「南」(大体ですが。。)ソーラーパネルに出来るだけ多くの光が当たる角度に設置しています。

2017年7月16日は、とても暑い日でした。

2017年7月17日は、朝から良い天気で、気温もぐいぐい上がりました。
日照時間もかなり長かったので、バッテリーボックスには、夜明けからずっと日が当たっている状態。
これはかなり高温になったのでは?と想像できます。そんな昨日の内部温度と外部温度をグラフにしてみました。

バッテリーボックス温度測定20170716

外気温は、アメダスのデータを使用していますが、畑の場所と、アメダス(牧之原)の観測点の場所が離れているので、少し気温に差があるはずです。
また畑は山間にありますので、明け方はアメダス観測点よりも気温が下がっている可能性が高いです。

ボックス内温度は例によって、温度ロガー

RC-5 USB温度データーロガー 温度記録計 データレコーダー 32000ポイント 簡単に温度を記録し、解析できるデータロガー ブルー
を使用しています。

さて、結果を見てみましょう。

ボックス内の温度は、日の出とともに急上昇しました。
外気温の変化よりも、日照が大きく影響していそうです。

明け方に21℃まで下がっていたボックス内温度が、朝9:00には、40℃近くまで上昇してしまいました。
しかし、最高温度は41℃までしか上がりませんでした。
これは、日が高くなると、ソーラーパネルが日傘の役割を果たすため、温度上昇が抑えられていると考えています。

ただ、日中はほとんど40℃近くの温度をキープしています。
これは、バッテリーにとってはあまりよい環境ではありません。
ただ、外気温が35℃程度まで上がるのですから、箱の中の温度が40℃くらいまで上がるのはしょうがない事なのかもしれませんね。

一応バッテリーは、充電40℃ 放電50℃までとなっていますので、50℃までは壊れないと考えてよいと思います。(充電が上手く行かない可能性はありますが。。)

今回の試験の結果を見ると、この環境では、50℃まで上がる事はなさそうなので、とりあえずこのまま使っていてもよさそうです。

今使っているバッテリーは、完全密封式のタイプで、寿命がきたり、異常な状態になると膨れます。しばらくはバッテリーの形状の変化に注意しつつ使用していこうと考えています。

 

お知らせ

このブログでは、電気柵用オフグリッドソーラーの組み立て方法を出来るだけ細かく記事にしてきました。(こちらの記事から順番によんで頂けると嬉しいです。)しかし、電気の事に詳しくないとなかなか難しい!という農家さんの声が多数聞こえてきました。
確かに、農業と電気機器というのは、全く接点がありませんよね。

趣味で電気工作をやっているよ!という方ならば自作出来るかもしれませんが、過去記事を読んでも全くわからん!という方のほうが多そうです。

そこで、
この電気柵用オフグリッドソーラー(電気柵用ソーラーバッテリーユニット)の組み立て、販売を静岡県藤枝市の安曇野電子が行う事にしました。制作にはかなりの手間がかかりますので、無償ではありませんが、出来るだけ農家さんの事を考え、組み立て費を安くしようとしています。すでに、2号機3号機の制作を行っています!しばらくは直接設置についてご相談できる距離(静岡県中部地方)の農家さん限定ですが。。

※ 電気柵用ソーラーバッテリーユニット設置相談対象地域詳細:静岡県静岡市,静岡県焼津市,静岡県藤枝市,静岡県島田市,静岡県牧之原市,静岡県榛原郡吉田町,静岡県榛原郡川根本町,静岡県掛川市,静岡県菊川市,静岡県御前崎市

電気柵用電源でお困りの方、電気柵の電源のソーラー化にご興味のある方は、安曇野電子ホームページの「問い合わせ」フォームから、お気軽にご連絡ください。

以上、本日は、電気柵用ソーラー1号機 試験1週間後の状況に関する記事でした。最後までお読みいただきありがとうございました。

次回をお楽しみに!

~続きの記事~

電気柵用オフグリッドソーラーを作ろう20回目 2号機3号機 改良版の製作完了!
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※免責事項:ソーラー発電に限らず、電気を扱う機械の製作は、常に危険をはらんでします。万が一、事故が起きた場合、著者は責任を負えません。このブログは、電気柵用オフグリッドソーラーの作り方について出来るだ詳しく説明していく予定ですが、このブログだけを参考にして、一人でオフグリッドソーラーを組み立てよう!と考えるのは危険です。出来れば電気の扱いに慣れた方と作業をしていただきたいと思います。

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