(この記事の最終更新日は、2020年7月10日です。)
このブログでは以前、全国の自治体がトレーラー式の移動トイレを持つ!というビックプロジェクトの記事を書きました。
防災!みんなが元気になるトイレ プロジェクト!を知っていますか?
非常食は備蓄しているよーという方でも、非常トイレを備蓄している人は実はとても少ないのです。
食べたり、飲んだりしなければ倒れてしまうというのは感覚的に理解できるのですが、トイレが使えなかったらどうなるのだろう?と思い至るのは難しいですよね。
NHKが過去に行った調査によると、災害用のトイレを備蓄していない家庭は、83%もあるらしいです。逆にいえばわずか17%の家庭しか非常トイレを準備していないという事になります。
住宅用トイレは、災害時は使えなくなる可能性が高い!
なんとなく、トイレは水さえ来ていれば使えそうな気がします。
また、もし上水が止まってしまっても、風呂に溜めておいた水などで、流すことが出来るだろうと考えてしまいます。
でも、下水管が外れたり、ずれたりして、トイレの水が流れなくなってしまうという事も十分考えられるのです。
トイレが使えなくなると、衛生状態を保つのはとても難しい。
衛生状態が悪くなると、避難環境はぐっと悪くなってしまいます。
体調を崩したり、病気がはやったり。ただでさえ過酷な被災地での生活がもっと苦しいものになってしまう。
つまり、非常用のトイレを備蓄することは、非常食や水を備蓄するのと同じ位重要なことなのです。
非常用トイレってなに?
一般的に売られているのは、住宅用トイレにビニール袋をセットして凝固剤で固めるというもの。ビニール袋を取り替えることでトイレが汚れるのを防ぎます。(排泄処理袋 防災用トイレ袋と呼ばれています。)
では、どのくらいのビニール袋+凝固剤(排泄処理袋 防災用トイレ袋)を準備しておけばよいのでしょうか?
一般的には、一人当たりのトイレの回数はこんな感じ
・大 一日2回
・小 一日5回
トイレの度に排泄処理袋(防災用トイレ袋)を新しくすると、1人一日7個の排泄処理袋(防災用トイレ袋)を使うことになります。
4人家族が1週間使うことを考えると
7個×4人×7日 = 196個!
結構な数ですね。これだけそろえておけば安心ではありますが、ちょっと多いなあという気もします。
一回のトイレで、排泄処理袋(防災用トイレ袋)を交換するというのは衛生上はベストですが、非常時なのですからもう少し節約するというもの「あり」だと思います。
例えば、2回のトイレで交換するとか。大は1回だけど、小の場合は2~3回使うとか。いろいろ方法があると思います。
しかし、避難が1週間で終わるかどうかも分かりませんから、なるべく多めに準備しておいたほうがよいと思います。
住宅用のトイレが壊れて使えない事も考える。
排泄処理袋(防災用トイレ袋)は、住宅用トイレにビニールをかぶせて使うのですから、住宅用のトイレが使える(トイレとしてではなく、座る場所として)というのが前提です。でもいつも使えるわけではないですよね。
災害が発生したときに、住宅用トイレが壊れてしまうかもしれませんし、水が溢れて汚れてしまっているかもしれません。
その様な事を考えると、排泄処理袋(ビニール+凝固剤)だけでなく、非常用の簡易便座もあわせて準備しておくと安心だと思います。
好きな場所をトイレに出来ますしね!
おすすめの、防災用簡易トイレと排泄処理袋
本ブログでは、防災用簡易トイレと排泄処理袋として以下の商品をお勧めします。
排泄処理袋は、メーカーによって大きさも様々ですので、簡易トイレと排泄処理袋の両方を出しているメーカーをセレクトしました。
お勧め簡易トイレ
サンコー 防災用 簡易トイレ 排泄処理袋 凝固剤付
サンコー 非常用 簡易トイレ 防災 ポータブル 日本製 排泄処理袋 凝固剤付 組み立て簡単 耐荷重150kg 携帯 R-56
組み立て式の簡易トイレです。側面はダンボールなので、濡れには弱いですが、座面はプラスチックでかなり頑丈な作りになっています。
ちょっと座面が低いのが弱点ですが、組み立て式なので致し方ない所。
逆に子どもには使いやすい高さだと思います。
収納時はとてもコンパクトになるのもプラスポイント!防災グッズは機能性を損なわない範囲でコンパクトの方がありがたいですよね!
・お勧め排泄処理袋
サンコー 非常用 災害 断水 排泄処理袋 防災用トイレ袋 50回分 R-48
サンコー 非常用 簡易トイレ セット 日本製 非常用トイレ 【排泄処理袋 凝固剤付 50回分】 長期保存 防災 災害 R-48
50回分のパックなので、必要に応じて、数箱準備しておけば安心です。
もう少しがっしりとした簡易トイレもあります。
足の不自由な方がいたりお年寄りがいる家庭では、段ボール型の簡易トイレではちょっと心配ですね。本体が軽くコンパクトなだけに、簡易トイレに手をついたりバランスを崩したりすると、トイレごと倒れてしまう可能性もあります。
そんな場合は、もともと介護用に作られている簡易トイレが役に立ちます!
介護用トイレも沢山のメーカーから出ているのですが、防災用として準備しておくのであればあまり大きくてごつい簡易トイレは使いにくいですよね。
山猫がお勧めするのが、、パナソニック ポータブルトイレ ポケット付きデラックス ベージュ VALPTHBEDXです。
パナソニック ポータブルトイレ ポケット付きデラックス ベージュ VALPTHBEDX
普段使っている家庭用トイレとかなり近い使用感です。
普通介護用トイレは、排せつが終わったら便器の中のボックスを取り出して洗浄するのですが、ここに防災用トイレ袋を取り付ける事も出来るのです。
災害時の衛生管理は超重要!しかも水がふんだんに使える状況ではないのですから、使い終わったらいちいち洗浄するのは×
なるべく衛生的に使える工夫が大事になってきます。
なお、介護用簡易トイレ用にピッタリなトイレ袋も市販されています。
非常用簡易トイレバッグ【ポイレット30枚入り】◼︎断水時、家庭のトイレでそのまま使える◼︎使用後はゴミとして捨てるだけ!
機能は、上で取り上げた防災用トイレ袋と同じようなものなのですが、簡易トイレの中での取り扱いが優れていて取り付け、取り外しが簡単に出来るように工夫されています。
防災用トイレ用のテントも準備しておくと安心
非常用簡易トイレは、どこでも設置が出来て便利。でもどこでもいいと言っても、広い部屋の片隅や、庭にポンと簡易トイレを置いて、今日からしばらくはここがトイレだよーと言われても、、特に女性は困りますよね。(ほとんどの男性も困るのですが。。)人が見ていそうなトイレってめちゃくちゃイヤですよね。。
そんな時に役に立つのが、簡易トイレの目隠しに使えるテントなんです。
簡易トイレ用テントはいろいろなメーカーから発売されているのですが、その中で山猫がお勧めするのが、
Giantex ポップアップシャワーテント ポータブルキャンプテント ドレッシング/トイレ/チェンジルーム/アウトドアプライバシーシェルター
組み立ては、超簡単。ポールを組み立てる方式ではなく、エイ!っと開くだけで自動的にテントの形に変わります。簡単なテントですが、これがあるとないとでは大違い。安心して用を足せますね!
このテント、簡易トイレ用としても使えますが、簡易更衣室にもなります。避難所に移動した場合など簡易トイレが必要ない場合でも、プライバシー確保グッズとして使う事が出来ます。
ぜひ、簡易トイレと一緒にテントも防災グッズに加えて欲しいです。
まとめ
以上今回は、防災用の非常トイレについての記事でした。
ついつい忘れてしまう、非常用トイレの備蓄。。実はとっても大事な防災グッズなので、備蓄しておくことをお勧めします。
~今回の記事でご紹介した商品はこちら↓~
最後までお読みいただきありがとうございました。
御時間がありましたら他のページも覗いてくれると嬉しいです。
災害用トイレについての別記事はこちら!
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