(この記事の最終更新日は、2021年2月14日です。)
災害時の必需品といえば懐中電灯。本ブログでも過去に何回か懐中電灯の記事をアップしてきました。
今回は・・・枕元に常備しておきたい、コンパクトで使いやすいサイズ、光量の懐中電灯だね!
懐中電灯は日々進化しています。
ひと昔前の懐中電灯と言えば、電球タイプの物が主流。
消費電流も大きかったので、明るくしようとすると単一の大きな乾電池を何本を入れなければいけないので、必然的に大きなボティになっていました。
小型のペンライトもありましたが、明るさという点ではかなり不満。。その状況が変わったのが、「LED式の懐中電灯」の登場です。
LED自体は、かなり前から表示用ランプに使われていたのですが、近年、明るい白色のLEDが製造できるようになって状況が一変しました。
消費電力が少ない割に明るいLEDは、懐中電灯にピッタリ。消費電流が小さいため、電池を小型にしても長時間使用できます。
そのLEDは年々進化。超強力なLEDランプが続々と登場したこともあって、各社から特徴的な懐中電灯が市販されるようになりました。
ルクス(lux)とルーメン(lm)
電灯の明るさを示す単位にルクス(lux)とルーメン(lm)があります。この二つの単位。密接に関係してはいるのですが、よく調べてみるとかなり意味がちがうのです。
簡単に言うと、
・ルクス(lux)は、光源から発した光が、照射対象の床や壁に当たった明るさを数値化したもの。たとえば、「勉強や仕事をする机は500ルクスあったほうが良い」という使い方をする。同じ電灯でも、近くにあれば明るく机を照らすし、遠くにあれば暗く感じる。普段の生活で使うのはこっちの方が多いかな?
・ルーメン(lm)は、光源から発する光を数値化したもの。光源が出す光の全量を数字に表したもので、数字が大きくなれば光の量が多いという事になる。懐中電灯のカタログは、LEDの性能をルーメンで表しています。カタログの数字が大きければ大きいほど、明るいLEDを搭載しているという事になるのです。
懐中電灯の明るさ
懐中電灯の明るさは、搭載しているLEDと照射角度で決まります。LEDの明るさは、20ルーメンくらいの物から1000ルーメンを超えるものまで懐中電灯によって様々です。では、100ルーメンの懐中電灯であればどれを買っても同じ!ではなくて、もう一つ照射角度が重要な要素。
照射角度が狭い(狭い範囲をスポット的に照らす)懐中電灯は、照射範囲が広い(広いエリアを満遍なく照らす)よりも光が当たっている部分は明るい。LEDが出す光を一点に集中させているため、光が当たっている部分は明るく見えるわけです。
どの程度の明るさの懐中電灯を選ぶべきか?
これは、人によって意見が異なる所なのですが、防災用として考えた場合、1000ルーメンクラスの超明るい懐中電灯は使わない方が良いと考えています。もちろん、広い範囲で行方不明者の捜索をする場合など、明るい懐中電灯が必要となる場合もありますが、それは、ほんの一部。部屋の中を照らしたり、避難中に道を照らすのなら、そこまでの明るさはいりません。
あまりにも明るい懐中電灯は、安易に人に向ける事も出来ません。照射された人の目がくらんでしまいます。明るすぎる懐中電灯は、逆に避難の妨げになってしまうかもしれません。
山猫のお勧めは、100ルーメンから200ルーメンくらいの懐中電灯を主力とする事。このくらいの明るさの懐中電灯は価格もこなれていますので、本数もそろえやすいのです。
以前の記事で、このクラスの懐中電灯の記事を書いています。
このクラスの懐中電灯を家族分準備する!というのもよい選択だと思うのですが、まだちょっと大きいかなとも思います。
枕元に置いたり、カバンの中に入れておく懐中電灯は、もうワンサイズ小さくて、それでいて部屋の中を照らしたり、道を照らすのに必要十分な明るさがある物が良いと考えています。
そんな山猫がお勧めする懐中電灯は、ジェントスのDM-031Bです。
GENTOS(ジェントス) LED 懐中電灯 【明るさ45ルーメン/実用点灯10時間/防滴】 単3電池1本で使える DM-031B
この商品のセールスポイントはバランスの良さ。明るさ45ルーメンは、めちゃくちゃ明るいわけではないのですが、とても扱いやすい明るさ。また、カタログでは分かりませんが、配光特性がフラットで、照射範囲内を満遍なく照らしてくれます。
そして、単三型乾電池 1本で使える点と、エネループ等のニッケル水素電池に公式に対応している点がプラスポイント!もちろん防塵、防滴構造になっています。
大きさは、φ21.5×98.5mm 長さが10cmを切ってくると、かなり小さい!これならカバンに入れておいても邪魔になりません。一応クリップが付いているので、カバンの中のポケットに挿しておくと、場所が分かりやすいですよ。
ミニレビュー
とりあえず、単三乾電池と比較。本体の小ささがよくわかります。電池は右側の蓋を開けて入れます。
次に、山猫が前から持っていた、同じジェントス製のSG-305と比べてみます。
ただ、SG-305は、単四電池3本。DM-031Bは、単三電池1本。明るさもSG-305は100ルーメン、DM-031Bは45ルーメンなので、DM-031Bの方が小さいのは当たり前なのです。
SG-305も、発売当時は小さいな!と感じましたが、DM-031Bと比べると二回り大きいですね。
ちなみにDM-031Bのビーム特性はだいぶ広め。ちなみにDM-031Bはビームのズーム機能はありません。
光の広がり具合はこんな感じです。
この性能の懐中電灯が、通販では1000円前後で買えるのですから、ほんとにありがたい。技術の進歩に感謝です。
以上、今回は、枕元や、カバンの中にあっても邪魔にならない。コンパクトでかつ実用的な懐中電灯 GENTOS DM-031Bを紹介しました。
最後までお読みくださりありがとうございました。
もしよろしければ、他のページもご覧ください。
~関連記事はこちら~
~記事まとめ~
コメント