今日は本の紹介です。
災害時の食事で思い浮かべるものと言えば、災害用の非常食。
カンパンから始まって、カップラーメン、アルファ米、フリーズドライや、レトルトの食事を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
山猫もなんとなくそう考えて、いろいろな非常食を準備していたのですが。。それだけではないのだ!という事を気づかせてくれた一冊。それが
「おかあさんと子どものための防災&非常時ごはんブック」です。
おかあさんと子どものための防災&非常時ごはんブック
基本は、4コマ漫画+解説。
本の前半は、一般的な防災の備え。防災グッズの紹介というよりは、心構えの方に重点を置いています。いろいろなシチュエーションを想定して、こんな場所で災害に巻き込まれたらどうするか?という観点で書かれています。確かに、地震が起きた時に家族全員が家にいるとは限りませんよね。
昼間であれば、全員「家にいる」のがまれで、平日であれば、全員バラバラの可能性が高いわけです。まずは、家族が集合しなくてはいけない!そのためには、どのように備えればよいか?という事が分かりやすく書かれています。4コマ漫画なので、文章で書かれるよりもスッと頭に入ってきます。
山猫も、こんな絵が描けたら、もっと分かりやすいブログが書けるのになあ。。
特徴的なのは後半。災害時の食事について書かれています。前半の防災の備えも後半の災害時の食についても、この本は「子ども」を重視して書かれています。(題名にも入っていますが。。)
災害時の食事=非常食 と考えがちですが、普段と全く違う食事をするというのはそれ自体がストレス。大人でもパックの非常食を食べ続けるのは辛いのですが、子どもはもっと大変。
ただでさえ、地震で精神的、肉体的に参っている時に、食事も満足に食べられないという環境は子どもには本当につらい。
この本は、普段買い置きしている食材や、乾物、漬物などをうまく利用して、出来るだけ楽しい、そして、地震前の食事を少しでも再現しようという方法が書かれています。
最後の章で書かれている、災害後1日~12日までの食事例は、山猫的には目から鱗。
こんな考え方もあるのだなあ!と関心しました。
お子さんがいる家庭はもちろん。そうでない方にもおすすめする新しい防災のガイドブックです!
おかあさんと子どものための防災&非常時ごはんブック
以上、今回は防災本「おかあさんと子どものための防災&非常時ごはんブック」の紹介でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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