(この記事の最終更新日は、2020年5月23日です。)
こんにちは!山猫おソーラーの備えるブログ 管理人の山猫です。(@yamaneko_solar)
電気柵とは?
近年、イノシシ等による農作物の被害が問題になっています。
動物達が悪いわけではないのですが、農家さんにとっては農作物が荒らされるのは死活問題。
そこで登場したのが、電気柵です。(電柵ともいいますね)畑地や田んぼの周りを、高電圧の柵で囲って、動物を入れないようにする機械ですね。
この電気柵、ものすごい勢いで普及しています。
ただ、普及するにしたがっていろいろ問題点も見えてきました。
その一つが電源です。
最近は、ソーラーパネルを内蔵し、充電不要の電気柵も出てきましたが、主に出回っているのは、乾電池(単一電池を6本or8本)か、自動車用バッテリーを使うものです。
乾電池にしても自動車用バッテリーにしても、定期的に交換、充電をしなければいけません。
電子柵を使っている場所が、母屋の近くならまだいいのですが、離れた場所だと大変!という農家さんの声が聞こえてきました。
また、電池や自動車用バッテリーは、使っていくとどんどん弱くなって、動物よけの効果が少なくなってしまうという問題も。。
電気柵用の電源をオフグリッドソーラーで作る
農家さんにリサーチした結果、電子柵用の電源とオフグリッドソーラーは相性が良いという事が分かってきました。
まず、電源電圧が+12Vである点。
自動車用バッテリーを使えるように電子柵は+12Vで動くものが多いようです。
オフグリッドソーラも+12Vなので相性はよさそうです。
電子柵自体の消費電力は小さいのでので、バッテリーに負担がかかりません。(オフグリッドソーラーに使うバッテリーは、大電流での放電が苦手で、寿命が短くなります。
消費電力が小さいという事は、ソーラーパネルもバッテリーも小さなものが使えます。
もしかしたら、格安でメンテナンスフリーの電源が作れるのでは?という結論になり、
近所の農家さんご協力のもと、プロトタイプを作る事になりました。
このプロジェクトは 静岡県藤枝市の安曇野電子が行っています。
山猫のブログでは、制作過程から、実地での運用試験の情報まで、不定期連載でお届けする予定です。
防災とは関係ないじゃないか!というお叱りはあるとは思いますが、防災用に作った移動式オフグリッドソーラーが形を変えて、皆さまの役にたつのなら、ぜひお伝えしたい!と考えました。
もし、本システムにご興味のある方は、このブログのコメント欄か、安曇野電子の「お問い合わせ」コーナーを通じてご連絡ください。
では本連載をお楽しみに!
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