(この記事の最終更新日は、2020年8月7日です。)
この記事では・・・みんな同じように見える「使い捨て手袋」じつは、いくつかの種類があるという話をご紹介。
それぞれの使い捨て手袋のメリット・デメリット、選び方を解説します。
個人的に、防災の三種の神器(新聞紙、ラップ、ポリ袋)に加えてもよいと考えているのが、
「使い捨て手袋」
災害時、「水」は超重要アイテム。出来るだけ大事に使いたいものです。
なるべく手を洗わずに、かつ衛生的であるために使い捨て手袋が武器になるのです。
最近は、食品工場や店舗などでも使い捨ての手袋を使う所が増えてきました。
手を綺麗に洗うのは大量の水を使っても意外と大変な事。
手袋を使って、調理などをする事で、雑菌やウイルスなどが食べ物に入る確率をぐっと減らす事ができるのだ!
災害時は水が貴重ですので、どうしても手を洗う回数が減ってしまいます。
でも、手が汚いままで調理をするのは危険な事。
それに、調理をする事で、また手が汚れてしまいますしね。
そんな時、使い捨ての手袋があれば、衛生的に調理が出来る上に、調理の時に付く汚れも手袋と一緒に捨てる事が出来るのです。
東日本大震災の後、防災グッズで何が役にたったか?とインタビューすると、「使い捨て手袋がとても役にたった!」という声がたくさん聞こえてきました。
ぜひ、防災グッズに「使い捨て手袋」を加えてほしいと山猫は考えています。
使い捨て手袋の種類
実は使い捨て手袋には、ビニールで出来たものや、ゴムでできた物などいくつかの種類があるのです。
現在、食品を扱う際に使われている手袋は大きくわけて3種類
ひとつづつ、特徴をご紹介するね!
1.ポリエチレン製の使い捨て手袋
この素材は、伸縮性がないので、手にピッタリと密着させる事は出来ません。でも、他の手袋に比べると安価なので、広く使われています。
ただ、手に密着しない使い捨て手袋は正直使いにくい。
細かい作業をしようとすると、手袋が邪魔になってしまいますし、手首を輪ゴムなどでしばっておかないと、すぐに脱げてしまいます。
最近は、他の素材で出来た使い捨て手袋もだいぶ安くなってきたので、あえてポリエチレン製を選ぶ必要はないと山猫は考えています。
2.ラテックス製の使い捨て手袋
ラテックスとは天然ゴムの事。
伸縮性の高いゴム手袋です。
なんとなくお医者さんが手術の時に使うイメージのラテックス製手袋ですが、今では、食品を扱う産業のスタンダード手袋です。
手にしっかりと密着するので、細かい作業がやりやすいという特徴があります。
ただ、人によってはラテックスアレルギーの人が。。せっかく手袋をしているのにアレルギーが出てしまっては元も子もありません。
また、独特の匂いが気になるという方も。。
プロっぽくてかっこいい!って思っちゃうよ。。
3.ニトリル製の使い捨て手袋
ラテックス製によく似た特性を持っているのがニトリル製の使い捨て手袋。
ニトリルとは、R−C≡N で表される構造を持つ有機化合物の総称らしいのだけど、そこはあまり気にする所じゃないですね。。山猫もよく分かりません。
ラテックス製にくらべ、少し硬いのですが、基本的な特性はよく似ています。
アレルギーを起こす可能性があるラテックスに変わり、急速に普及している使い捨て手袋です。
山猫のおすすめは?
山猫がおすすめする使い捨て手袋は、「ニトリル製」の使い捨て手袋。
ラテックス製も捨てがたいのですが・・・
ラテックス製は人によってアレルギー反応が起こる事と、独特のにおいがある事から、ニトリル製をおすすめします。
ニトリル製の使い捨て手袋は、少々固く、長時間の作業ではラテックス製に比べ疲れが出るという意見もありますが、災害時では、自分で蓄えていた防災グッズを人に分けてあげる。という事もありますから、出来るだけ沢山の人が使えるニトリル製の手袋がベストだと思います。
もう一つの注意点
使い捨て手袋を選ぶ際に注意しなくてはいけないのが、パウダー付がパウダー無しかという点。
パウダーというのは、手袋の内側にまぶされた粉の事。
この粉が付いていると、手袋をはめる時に滑りやすく、楽に手袋を付ける事が出来るのですね!
でも、このパウダーつきの手袋は弱点があるのです。それは、
「手袋を取ったとき、パウダーが手に残ってしまう点」
普段なら、水で洗えばよい!となるのですが、災害時はその水が貴重品。
ふんだんに水が使える避難所であればパウダー付きでもよいと思いますが、
どんな状態になるかわからないわけですから、防災グッズに入れて置く使い捨て手袋は、パウダー無しを選んでおいた方が無難だと思います。
いろいろ使ってみて山猫がお勧めするのが、
ミドリ安全 極薄 滑り止め 使い捨て ニトリル手袋 ベルテ780N 粉なし 青 S 100枚
ニトリルの手袋といっても製品によって、だいぶ使い勝手が違います。山猫が使ってみたところ一番コストとフィット感、耐久性のバランスがとれているなと感じたのが、ミドリ安全の使い捨て手袋。
最近の使い捨て手袋は、かなり薄くなりました。これだけ薄いとかなり細かい作業もこなせると思います。
まとめ
今回は災害時に役に立つ、使い捨て手袋の選び方でした。
~今回ご紹介した商品はこちら~
最後までお読みいただきありがとうございました。
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