(この記事の最終更新日は、2020年11月22日です。)
こんにちは!山猫おソーラーの備えるブログ 管理人の山猫です。(@yamaneko_solar)
今日はちょっと理科っぽいお話。
普通に湿度と言えば「相対湿度」の事をさすのだけど。。
実は、もうひとつ「絶対湿度」という考え方があるのよ!
普通、湿度と言うと・・・30%だと少ない!とか、50%で普通。。
80%だと多くてジトジトってな感じで使いますよね!
この「%」であらわされる湿度の事を、「相対湿度」と呼んでいます。
相対湿度ってなに?
そもそも湿度が何かわからないと話が始まらないわね!
まず、覚えておかなくてはいけないのが・・・
空気には、ちょっとだけ「水」を溶かす事ができるのだ。
この、空気に溶けた水の事を「水蒸気」と呼んでいます。
水は、水蒸気になってしまうと、無色になってしまうため、人間の目で見ることは出来ません。
そして、大事なのが
空気中に取り込める水の量には限界があるという事。そしてその限界は、気温によって変わるという事です。
※本グラフは、リカちゃんのサブノートより引用させていただきました。
空気中に溶かす事が出来る水蒸気の重さを、飽和水蒸気量と呼びます。
上のグラフは、気温(℃)と、水蒸気量の関係を表したグラフ。
1立方メートルの四角の中(中には空気が入っている)にどのくらいの水が溶けるかという事が書かれています。
気温によって溶かす事が出来る水の量は随分違うのね!
そうだね!
気温0℃の時は、5gくらいしか含ませられないのに、
気温30℃の時は、30gくらい含ませられるね!
相対湿度とは、飽和水蒸気量に対して、今どのくらいの水分が空気に含まれているか?を表しています。
つまり・・・ 気温30℃で、相対湿度50%だったら・・・
30g/m^3 × 50% = 15g/m^3
1立方メートルあたり15gの水が含まれているという事になるのです。
あれ。。じゃあ、この状態で気温が下がったらどうなるの?
そうだね!
例えば、さっきの状態で、気温が10℃になったらどうなるかな?
30℃で湿度50% つまり1立方メートルあたり15gの水が含まれている状態で、突然、気温が10℃になったらどうなるか。。
気温10℃の時の飽和水蒸気量は約10g つまり、5g分の水が、水蒸気ではいられなくなって、水に戻ってしまうのです。
相対湿度に関しては、↓の記事で詳しく解説していますのでご興味のある方はこちらもどうぞ!↓
今日は絶対湿度のはなしだった。。
実は絶対湿度の方が、考え方は簡単!!
前の項で、普段湿度を言えば、「相対湿度」の事だという事が分かりました。
でも、相対湿度には大きな弱点が。。それは、実際に空気中に何gの水が含まれているのか、よくわからない事。
もちろん、飽和水蒸気量の表を覚えている人だったら、すぐに換算できるわけですが。。。そんな人多くはいませんよね。
それに対して「絶対湿度」とは、1立方メートルの空気に含まれる、水の重さそのものの事。
実際にどのくらいの量の水が含まれているか分かるのです。
ふーん。
でも、それが何がいいの?
絶対湿度と、インフルエンザウイルス流行との関係
実は、インフルエンザウイルスの流行と「絶対湿度」は関係があることがわかっているのだ!
インフルエンザの流行と、絶対湿度には以下の関係があることがわかっています。
・安全…17グラムより多い
・ほぼ安全…11グラムより多く、17グラム以下
・注意…7グラムより多く、11グラム以下
・警戒…3グラムより多く、7グラム以下
・厳重警戒…3グラム以下
※宮城県地域医療情報センター 資料より引用
これを見ると、空気中の絶対湿度が11グラム以下になると、注意!って事ね!
実は11gって結構きつい。。
特に冬は、相対湿度100%でも、11g以下って事が珍しくないのだ。
気温の低い冬は、絶対湿度を上げられないから、インフルエンザが流行しやすいってことね!
この話は、インフルエンザについてなんだけど、他のウイルスについても当てはまる可能性が高いとの事。。
つまり、絶対湿度を11g/m^3以上にすることで、いろいろなウイルスの流行を防ぐことが出来るというわけ!
でも、絶対湿度が測れる機械は多くありません。山猫のおすすめは、A&D 環境温湿度計 AD-5686
なるほど、絶対湿度が役に立つという事は分かりました!
でも・・・実は絶対湿度が測れる温湿度計は、あまり売っていないのです。
ほとんどの温湿度計は、「相対湿度」を測る機械なのだ。。
そんななか、「絶対湿度」を測れるおすすめ商品がこちら!
A&D 環境温湿度計 AD-5686 です。
温度、相対湿度、絶対湿度を一度に測定できる、温湿度計です。
A&Dさんは、高精度の測定器を製造しているメーカーだよ!
ちなみに、絶対湿度は「乾燥指数」という言葉で表現されています。
相対湿度と、絶対湿度、両方とも測れるのがいいね!
~AD-5686 の詳細スペックはこちら~
- 表示項目:熱中症指数(WBGT)/乾燥指数(絶対湿度)、温度、湿度(相対湿度)、時刻
- 測定項目:温度、湿度(相対湿度)
- 熱中症指数の表示範囲:0~60℃(最小表示0.1℃)
- 乾燥指数の表示範囲:1.0~99.9g/m3(最小表示0.1g/m3)
- 温度測定範囲:0℃~50.0℃(最小表示:0.1℃)
- 湿度測定範囲:20%RH~90%RH(最小表示:1%RH)
まとめ
今回は、「相対湿度」と「絶対湿度」の違いについて解説しました。
インフルエンザウイルスと、絶対湿度に関係があるっていうのが新鮮だったよ!
そうだね!いままでは相対湿度でしか判断してこなかったけど、
実は絶対湿度が大事だって事だね!
そして、山猫がおすすめするのが、温度、相対湿度、絶対湿度が同時に表示できる、この製品!
A&D 環境温湿度計 AD-5686 です。
A&Dさんは、測定器を中心に製造、販売している日本のメーカーなんだよ!
これからのウイルス対策に、おすすめの一品です!
以上最後までお読みいただきありがとうございました!
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