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災害時に役に立つ移動式のオフグリッドソーラーを作ろう!その5「続バッテリーを選ぼう」

鉛蓄電池のイメージ画像 オフグリッドソーラー
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(この記事の最終更新日は、2020年5月10日です。)

山猫おソーラーの備えるブログ。管理人の山猫です。

今回は、オフグリッドソーラー(独立型太陽光発電装置)に不可欠なバッテリーの選び方の2回目になります。前回の記事では、バッテリーの種類や特徴についてお話しました

前回は・・・オフグリッドソーラーには、ディープサイクルバッテリーが適している!という結論でした。

子ども猫
子ども猫

今回はもう少し具体的にオフグリッドソーラーシステムに合ったバッテリーを選んでいくよ!

 

 

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バッテリーの選び方

前回のお話のまとめ・・・

バッテリーには・・・

自動車用に使われるバッテリー(スターター用バッテリーとも言います。)
ディープサイクルバッテリー(ある程度放電しても大丈夫なバッテリー)

があるという話でしたね。
オフグリッドソーラーにはどちらのバッテリーも使用できるのですが、ディープサイクルバッテリーの方が、オフグリッドソーラーと相性はよいです。
そこで、山猫ブログでは、ディープサイクルバッテリーを選ぶという事を前提に話を進めたいと思います

バッテリーの容量の検討

ネットでディープサイクルバッテリーで検索すると、いくつかのメーカーの品種が出てきます。
とりあえず見るべきは、電圧と容量なんです。
(あと、本当にディープサイクルバッテリーかは注意してみる必要があります。たまに間違っている業者さんもいるので。。)

バッテリーには、12V50Ah とか 24V100Ah という表記があります。これが、電圧と容量です。

子ども猫
子ども猫

例として、12V50Ahのバッテリーを考えてみよう!

詳しい事を書き始めると、難しくなってしまうのでここでは簡単に考えます。

・12V  :  バッテリーの電圧(V)を表しています。
12V が多いのですが、たまに24Vの製品もあります。
山猫の移動式のオフグリッドソーラー装置(1号機)では、12Vで装置を作る事にしたので、ここでは、12Vを選びます。

・50Ah : バッテリーの容量(どのくらい電気を貯められるか)を表しています。
数字が大きいほど、たくさんの電気を貯められます。
実際にどのくらい電気を使えるかはちょっと計算が必要なのですが、ここでは簡単に考えます。

以前の記事で、電流(A)アンペアの説明をしましたね。
アンペアとは電気の量を表す単位の事。

今回は、この(A)に(h)という添え字がついていますね。
これは1時間(hour)を表している記号です。
つまり・・・
「50Ah とは、50Aの電流を1時間流せる」という事を表しているのです。

つまり、このバッテリーは、12Vの電圧で50Aの電流を1時間流すと空っぽになってしまうバッテリーという事になります。
12V100Ah のバッテリーだったら、12Vの電圧で100Aの電流を1時間流せるといことですね。
実際は、いくらディープサイクルバッテリーでも、バッテリーが空になるまで使ってしまうと寿命が短くなってしまうので、半分くらいまで使えると考えた方がよいと思います。

電圧(V)と電流(A)を掛けると電力(W)になるんでしたよね。

同じように、電圧(V) と電流量(Ah)を掛けると電力量(Wh)になります。

例えば:12V50Ahのバッテリーの場合は、

12V×50Ah = 600Whとなります。

つまり、このバッテリーは、600Wの電気製品を1時間動かせるという事になります。(半分まで使うと考えると、300Wの電気製品を1時間動かせるという事ですね)

※ ここでは話を簡単にするために、バッテリーを一時間で使い切るという話をしていますが、実際はこんな使い方をするとバッテリーを傷めてしまいますよ。。。

バッテリーを使う時のポイントは細く、長く。
どれくらいの出力で電力を取り出せるかは、バッテリーによって違いますので、よくデータシートを見る必要があります。

山猫の移動式のオフグリッドソーラー装置(1号機)のバッテリー選定(候補選び)

オフグリッドソーラーを作ろう!その2で、移動式のオフグリッドソーラー装置(1号機)の目標仕様を考えてみました。

その中で、雨天などで、ソーラーパネルの発電が期待できない時でも1日は稼働出来る事としました。
この仕様を満たすためにはどの程度のバッテリーを選ぶ必要があるのでしょうか?

その2の中で、スマホ、携帯の充電電流は最大で48Wになると計算しました。
48Wの電力で一時間使用したときの電力量は、48Whとなります。

一日、8時間くらい装置を稼働させる事を考えると、48Wh×8 = 384Wh となります。
つまり、このバッテリーは384Whよりも大きければよいという事になります。

バッテリーの電気は、半分までしか使わないと考えると、バッテリーの容量は768Wh以上あれば安心という事になります。

↑の計算式で考えると

12V50Ahのバッテリーは:600Wh

12V100Ahのバッテリーは:1200Wh

50Ahのバッテリーでは少し足りない。100Ahのバッテリーならば十分余裕あり!という結果になりました。ただ、バッテリーを選ぶ要素は、容量だけではないので、ここでは、2種類のバッテリー

12V50Ahと12V100Ahの両方を候補にします。(予算とか重量とかいろいろ制約があるのです。。)

次回は、容量以外の要素から、バッテリーを選んでいきます。
では今日はこの辺で。
次回もお楽しみに!

~続きの記事へ~

災害時に役に立つ移動式のオフグリッドソーラーを作ろう!記事一覧へ

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※免責事項:ソーラー発電に限らず、電気を扱う機械の製作は、常に危険をはらんでします。万が一、事故が起きた場合、著者は責任を負えません。このブログは、オフグリッドソーラーの作り方について出来るだ詳しく説明していく予定ですが、このブログだけを参考にして、一人でオフグリッドソーラーを組み立てよう!と考えるのは危険です。出来れば電気の扱いに慣れた方と作業をしていただきたいと思います。どうしても一人で・・・という方は、出来るだけ小さなシステムから始める事をお勧めいたします。
また12V系のオフグリッドソーラー(最大18V)を組み立てるのは資格はいりませんが、24V系(最大36V)のオフグリッドソーラーの場合、組み立てには電気工事士の資格が必要になります。ご注意ください。
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