(この記事の最終更新日は、2020年6月12日です。)
電気柵の電源に使えるオフグリッドソーラー装置を作ろう!の12回目。
今回は、オフグリッドソーラー発電の装置を作る時に使う「工具」を紹介するね!
電気の工作を始める時に困るのが、どんな工具を揃えれば良いのか?
工具をちゃんと選ぶだけで、工作の難易度はグッと下がります。
この記事では、山猫が電気工作で使う代表的な工具をご紹介します!
どんな工具を使ったか?
この小さな装置を作るにも沢山の工具を使っています。とりあえずどんな工具を使って製作したかを説明します。
穴を開けたり、切ったり、叩いたりする工具
これは、オフグリッドソーラー装置でなくても、DIYをする時の必需品ばかりです。
正直に言うと山猫はこの手の工具にあまりこだわりはありません。
ちょっとこだわったのは電気ドリルでしょうか?でもそのこだわりも空回りです。
1.電気ドリル: ネジ穴を開けたり、ケーブルを通す穴を開けたり、持っていればかなり活躍します。
山猫が使っているのは、日立工機 電気ドリル 鉄工10mm/木工25mm AC100V 450W FD10VSTという、AC100Vで動く電機ドリルです。
チャックハンドルがついているちょっとクラッシックな機種ですね。。。
パワーは申し分ないのですが、回転調整がマニュアルである事(トリガーの握る強さで回転速度をコントール)AC100Vで動く事など、DIYには使いにくい面も多いです。
穴を開ける能力は、かなり高いのですが。。。
日立工機 電気ドリル 鉄工10mm/木工25mm AC100V 450W FD10VST
DIYで使うなら、電気ドリルよりも、充電式のドリルドライバーの方がよいと思います。
穴あけしか出来ない電気ドリルに対し、ドリルドライバーは、穴あけ+ネジ回しが可能。
オフグリッドソーラーでは、ネジ回しにドリルドライバーを使いたいシーンは少ないのですが、DIY全般で言えば、穴を開けてネジで止めると言うのはよくある作業ですよね。
また、電源コードは邪魔だし、作業場所に制約が出ます。確かにAC100Vタイプはパワフルではあるのですが、コンセントがないと使えないのはやっぱり不便です。。。
また、ドリルドライバに似た製品でインパクトドライバーと言うものもあるのですが、正直なところDIYレベルでは必要ないかなと考えています。取り扱いも難しいですしね。
お勧めのドリルドライバは、マキタの14.4Vバッテリーを使っているタイプ。
例えばこんな製品です。
マキタ 充電式ドライバドリル 14.4V 1.5Ah DF370DSH
マキタのよい所は、充電池を使いまわせるところ。
ドリルドライバの電池を掃除機(マキタの掃除機は新幹線の清掃に使われている超有名コードレス掃除機なのです。)で使ったり、コーヒーメーカーの電源になったり、いろいろ使いまわせます。
バッテリー電圧がいろいろあるのですが、最近のマキタは14.4Vや18Vの製品拡充しています。
これからマキタのコードレスシリーズを揃える方はなるべく電圧の高いシリーズを選んでおいた方が後々の選択肢が広がります。
※マキタ用工具の「充電池」は、純正品の他に、よくわからないメーカーの社外品が売られています。多分社外品でも問題なく動くのでしょうが、、、山猫はあえて、純正品をおすすめします。
よく見ているYoutuberさんの動画で、、
社外品の充電池が爆発してそのまま、工場ごと火事になってしまったというのがあったのだ。。
もちろん、社外品にもいろいろ種類があって、ほとんどの製品は問題ないとは思うのですが、いくらなんでも被害が大きすぎるので、やっぱり純正品をおすすめします。
2.六角レンチ、めがねレンチ,プラスドライバ,マイナスドライバ等々
ネジや、ボルトを締めるのに使いますね。。
3.ノコギリ、金ノコ
内部フレーム(木製)を加工する時に使いました。
ホームセンターで適当に選んだものなので、あえて紹介するほどではないですね。
電気配線をするための工具
電気配線用工具は、持っている人は少ないと思います。
でも、オフグリッドソーラーを作る!となった場合、電気系の専用工具は欠かせません。
さて、山猫が今回の製作でつかった工具はこちら。
左から
圧着端子工具:HOZAN製 オープンバレル(ギボシ端子や、ファストン端子)を電線に固定するための工具です。
裸端子圧着工具:ニチフ製 裸端子を圧着するための工具。
ケーブルストリッパ:ベッセル製 電線の被覆を剥ぎ取るのに使用
ニッパー : エンジニア製 電線を切断するために使用
こんなに沢山の工具が必要なのか!と驚かれる方もいると思います。
この写真に載っている工具をそろえるのに2万円以上かかりますしね。。。
オフグリッドソーラーを作るのにこんな高価な工具を買わなくてはいけないのだったら、自作する必要はない。。
そんな風に思われても仕方が有りません。。
オフグリッドソーラーを沢山つくるのなら話は別ですが。。
でも、大丈夫、これらの工具を一つにまとめた工具があるのです。しかも安価で!
電工ペンチです。
なーんだ。と思う方も多いと思います。電工ペンチとは、圧着端子、裸端子、絶縁端子、ケーブルストリップ、電線切断などが一つの工具で出来る優れものです。そして、価格も安い。
もちろん、専用工具と比べると、精度や使いやすさ、重さなどマイナスポイントもあります。しかし、DIYで使うのなら電工ペンチで十分だと思います。
山猫は沢山の電工ペンチを使ってきましたが、ホームセンターの安いものはあたりはずれが多いのです。
まともに電線が切れなかったり、すぐにガタガタになってしまったり、圧着端子の加工が上手く出来なかったり、いろいろですね。。。
そんな中で、お勧めなのがこの電工ペンチです。
フジ矢 万能電工ペンチ(ファストン端子・裸圧着端子両用) 刃部【切断・皮むき】研磨仕様で今までに無い切れ味 FA106
価格は、高くありません。しかも日本のメーカー製です。通販ならば1500円くらいで買えてしまいます。なのにこの機能と精度。
どうしたら、この価格で売り出せるのか山猫にはさっぱりわかりません。
専用工具を持っている人でも、予備用に電工ペンチを準備しておくと、何かと便利だよ!
これ一本で、圧着端子の接続や、裸端子の接続、電線切断、電線の皮むきが出来てしまう、何ともすごい工具です。
ちなみにフジ矢の電工ペンチは、機能が微妙に違う製品がたくさんラインナップされています。山猫のお勧めは、ファストンと、裸圧着端子の両方の加工が出来るFA106です。
ちょっと重いので、長い作業はつらいのですが。。。
電工ペンチを選ぶ際の注意事項
電工ペンチは、全ての機能を一本に入れているわけではありません。
そんな事をしたらものすごい長さの工具になって取り扱いが大変になってしまいます。
電工ペンチを選ぶ際は、自分が使う機能が入っているか良く確認してから購入してください。
特に、
裸圧着端子 と 絶縁端子(山猫は、接続の簡単さから裸圧着端子を愛用しています。)のどちらかが圧着できること。
オープンバレル端子(ギボシ端子やファストン端子が圧着出来る事)
をよく確認してください。
ケーブルストリッパと、ニッパーの機能は、ほとんどの電工ペンチについています。
なぜ山猫は電工ペンチを使わないのか?
やはり、仕上がりを重視すると電工ペンチよりも、専用工具を使った方が結果が良いと思うからです。(実はあんまり変わらなかったりして。。)
でもDIYで使うなら、電工ペンチ一択ではないでしょうか。この値段で、この機能であれば文句はありません。
~今回ご紹介した商品はこちら~
以上、今回は、オフグリッドソーラー作りに役立つ工具のご紹介でした。
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