(この記事の最終更新日は、2020年7月17日です。)
この記事は、2017年7月にかいた物なのだけど、
2020年7月の段階でもう一度調べなおしたら、プロジェクトは
どんどん大きくなっている事がわかったの!
だから、なるべく現状に合わせて加筆したよ。
一部、古い情報が混ざっているかもしれないので注意してね!
今日は、災害時に、もっとも重要な問題の一つとなるトイレの話題です。
非常食や、水の備蓄の事は真面目にやっている人でも、非常用トイレの備蓄をしている人はとても少ない。
なんとなく、食べることは重要だとわかるけど、出す方は。。
意外とおろそかになってしまうのですよね。(反省)
実は、災害時の衛生管理はとても重要なのです。衛生管理が出来ていないと、避難所に病気が蔓延する可能性が高まります。
ただでさえ、避難所の環境は良いとはいえないのに、その上、病気がはやったら大変な事。
第二次大戦中に、北アフリカでドイツが連合国に敗れた一つの要因が、衛生管理だっという話もありますしね。
災害時、避難所には沢山の人々が避難してきます。
当然、トイレも沢山必要になるわけです。
トイレに並ぶことなく使用するためには、避難者50人につき、1台のトイレが必要だといわれています。
学校の体育館とか、、そんなたくさんトイレないよね。。
しかし、避難所にはこれほど沢山のトイレは準備されていないのです。
それに災害の影響で、全てのトイレが使えない避難所も出ているはずですしね。
みんなが元気になるトイレ プロジェクト
日本全国の自治体が、トイレトレーラー(タイヤがついていてトレーラーで牽引できる、移動式水洗トイレです。)を、準備して、災害が発生したら、各自治体が、被災地にトイレトレーラーを移動させ、避難所のトイレとして活用しようというプロジェクトです。
※写真は、富士市HPから引用
この取り組みは、東海地震で被害が想定されている、静岡県富士市から始まりました。
トイレトレーラーは、簡単に移動でき、給水タンク、汚水タンク、バッテリーを装備しているため、避難所に設置したらすぐに使うことが出来ます。
このみんなが元気になるトイレ、、最初は静岡県富士市に一台だけ導入されたのですが、、日本に一台ではどうにもなりません。
そこで、静岡県富士市 小長井市長の発案のもと、クラウドファウンディングにて資金を集めることになりました。
現在は、静岡県富士市・静岡県西伊豆市・愛知県刈谷市に計3台の「みんなが元気になるトイレ」が導入されています。(2020年7月の段階の情報)
さらに、クラウドファウンディングを開始している市町村がいくつもあるようです。
目標は、日本全国の自治体(1741市区町村)に1台づつ、このトイレトレーラーを準備すること。
ひとつのトイレトレーラーに4つのトイレがついていますので、
全てのトイレトレーラーが集結すると、
1741台 × 4ヶ × 50人 = 34万8200人!分のトイレが準備できる計算になります。
もちろん全てのトイレトレーラーを運び込めるとは思えませんが、4分の1 8分の1のトイレトレーラーが駆けつけてくれれば、ものすごい力になると思います。
山猫おソーラーの備えるブログでは、この、「みんなが元気になるトイレプロジェクト」を応援します!
是非、リンク先をご覧ください。
なお、本プロジェクトに対する寄付金は、ふるさと納税の対象となるようです。
つまり、個人負担はほとんどなし(実質負担額は2000円)で、寄付が出来る制度となっています。(いったいどこからお金が出てくるのかよくわかりませんが。。)
まとめ
今日は災害時に、役に立つ、みんなが元気になるトイレプロジェクト。の紹介記事でした。
まだまだ、導入個数は少ない。災害が起こった時に確実に役に立つ移動式のトイレ。。もっともっと普及してほしいですね!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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