(この記事の最終更新日は、2020年6月3日です。)
こんにちは!山猫おソーラーの備えるブログ 管理人の山猫です。(@yamaneko_solar)
今回の話題は、乾電池!しかも、充電して何度でも使える「エネループ(ニッケル水素電池)」のお話です。
通常エネループの充電は、家庭用のコンセント(100V)に充電器をつないで行いますが、、災害などで停電が発生すると、家庭用コンセントは使えなくなってしまいます。
今回ご紹介するのは、USBでエネループを充電する事が出来る充電器!!これさえあれば、モバイルバッテリーから、エネループに充電!なんて離れ業も出来てしまうのです!
乾電池は災害時の必需品
災害時に必要な物の一つ。乾電池。
ラジオやランタン。乾電池を使う機械は多く、たくさんのご家庭で乾電池の備蓄が行われていると思います。
ただ、マンガン電池やアルカリ電池は使い捨てなので、備蓄量も多くなりがちです。
それに加え乾電池には寿命があり、使わなくても少しずつ劣化していくという問題点もありますね。
エネループなどのニッケル水素電池は充電が出来て便利
充電池と言えば古くは、ニッカド電池でした。(若い人は何それ?って思うかも)
ニッカド電池(ニッケルカドミウム電池)は便利な充電池でしたが、いったん充電しても、ひと月もすると勝手に放電して電池が使えなくなってしまうという問題点がありました。
なので、ラジコン用電池のような、充電してすぐ使うという用途には使われましたが、家庭用の電気機器用電池としては使いにくい。
という事でなかなか普及しなかったのだと思います。
確かに、一か月に一回、時計の電池を充電しなくてはいけない!というのはちょっとめんどくさいですよね。。
そこに登場したのが、エネループです。
エネループはニッケル水素型と呼ばれる充電池の一種なのですが、それまでの充電式乾電池にない素晴らしい特徴を持っていました。
いったん充電すると、かなり長い時間、充電した電気が減らないのです。
これは本当に画期的な電池でしたね。
電圧がアルカリ乾電池(1.5V)と比べると少し低い(1.2V)という弱点はありますが、それ以外はアルカリ乾電池とほぼ同じ感覚で使う事が出来ます。
そして、充電式なので、何回も充電して使う事が出来る。
山猫は、この電池が出てきたときの、衝撃とトキメキを忘れられません。
電気製品にトキメクのかあ。。
エネループやそれに続くニッケル水素電池は、爆発的に普及しました。
もちろん、アルカリ電池がなくなったわけではありませんが、使い終わればゴミになってしまうアルカリ電池に比べ、充電すれば何回も使えるニッケル水素電池は、エコでもあり・・・
使うほうからしても、環境に良い事をしているという感はあります。
普通の乾電池と同じように使えて、エコな感じがする。
しかも充電を繰り返せば、アルカリ電池を買い足すよりも安上がり。
そのような点が受けて、ニッケル水素電池はこれだけ普及したのだと思います。
エネループを作り出したサンヨー電気がなくなってしまったのは残念ですが。。
エネループは、松下電機(パナソニック)が引き継いで販売しているよ!
防災とニッケル水素電池
防災用の備蓄電池として、ニッケル水素電池を選ぶというのは、悪くない選択です。
アルカリ電池のように使い捨てではないので、たくさん常備する必要はありませんし、普段、時計やラジオなどにニッケル水素電池を使っていれば、それをそのまま災害時の備蓄用電池として使用する事が出来ます。実に便利!
しかし、ちょっと困った事があります。
ニッケル水素電池の充電器は、ほとんどがAC100Vを必要としているのです。
地震などで、AC100Vが使えなくなったら、ニッケル水素電池も充電できなくなってしまうのです。
これは、困ったことになりました。
USBで充電できる、ニッケル水素電池用充電器
実は、USBで充電できる、ニッケル水素電池のチャージャーがあります。山猫も二年ほど前から使っています。それが・・・
富士通 USBモバイル急速充電器 「単3形ニッケル水素電池4個付き」 FSC342FX-W(FX)T
です。
以前は、エネループのサンヨー電気からもUSBから充電できる充電器が発売されていましたが、サンヨーが松下に買収されたあたりで姿を消してしまいました。
今有名なメーカーで手に入る、USBで充電できる、ニッケル水素電池用充電器はだいぶ数が少なくなっています。その中で山猫が選んだのがこの製品。
単三型 単四型のニッケル水素電池を4本同時に充電する事が出来ます。
充電速度はすごく早いというわけではありませんが、これはニッケル水素電池の仕様だと思います。
最近のモバイルバッテリーに使われているリチウム電池に比べ、急速充電がしにくい電池なのだろうと思います。
さらに、この充電器。本体のレバーを動かすと、モバイルバッテリとしても使用する事が出来るのです。
緊急時にスマホや、携帯に充電できるという機能は、平時では、必要あるのかな?と思う時もありますが、災害時には、とてもありがたい機能になる可能性があります。
災害時にどうやってUSB経由で充電するの?という突っ込みもあると思います。
山猫が作っている移動式オフグリッドソーラーが日本中にあればよいのですが、いまの所そんな環境はありませんよね。
ただ、自動車はあります。自動車のシガーソケットに差し込むタイプのUSBチャージャーはこのブログでも紹介したものがあります。
Anker PowerDrive 2 (24W/4.8A 2ポート USBカーチャージャー) iPhone、Android、IQOS対応 (ブラック)
最近の車には、USBポートを標準搭載しているものも多いので、実はUSB IFはいろいろな所にあるとも言えます。
(もちろん、大型のモバイルバッテリーやポータブル電源にもUSB出力はついていますよ!)
USBで充電できる急速充電器は、いろいろ出ていますが、山猫は、価格、性能、メーカーの信頼度から富士通製をお勧めします。
まとめ
災害が起こった時、電池の備蓄があるかないかはとても大きな問題。
電池が無いと、ラジオを聴くことも、懐中電灯を灯す事も出来ません。
備蓄しておいた電池が知らない間に劣化して、液漏れを起こしてダメになってしまう事も。。
山猫がおすすめする電池の備蓄方法が、アルカリやマンガン乾電池を備蓄しつつ、エネループなどの充電池で補完する方法。
USB経由でニッケル水素電池を充電できるようにしておけば、自動車やモバイルバッテリーから、電池を充電することもできるようになります。
災害用品の片隅に入れておくと安心ですよ!(もちろん普段から使う方がよいのですが。。)
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最後までお読みいただきありがとうございました。他にも便利な防災グッズをいろいろ紹介しています。お時間がありましたら↓のページもご覧ください。
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