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ダンボールベッド!お住まいの自治体に、協定を結んでいるかどうか確認してみよう。

投稿日:2017年8月1日 更新日:

本日は、災害時のスタンダードになりつつあるダンボールベッドの話題です。

災害時の避難と言うと、学校の体育館の床に、毛布などをひいて雑魚寝という光景が思い浮かびます。
確かに一昔前はそれが当たり前でした。

でも、考えてみてください。体育館の床に雑魚寝って、身体に良さそうですか?
今は夏ですが、寒い季節のことを考えてみてください。体育館の床ってとても冷たいですよね。しかも硬いです。そこに、毛布を一枚ひいただけで寝るということを考えると、かなりきついということが分かると思います。

一晩だけだったら、我慢できるかもしれませんが、1週間1ヶ月、床に寝る生活が続いたら、身体を壊してもおかしくありません。
実際に、災害関連死は、阪神淡路大震災の時に1000人弱。東日本大震災では、発生から1年で1300人を越えたそうです。もちろんすべての災害関連死が、避難所の環境と関係しているわけではありませんが。。。

また、体育館などの床に雑魚寝と言うのは別の問題もあります。
床に近いところは「ほこり」が飛んでいて、呼吸器系のダメージが大きいそうです。出来れば床から30cm以上、あげる事が推奨されているそうです。

ダンボールベッドを見たことがありますか?

東日本大震災の時、ダンボールベッドなる物がある事を知りました。ダンボール箱を並べて、その上に寝るという仕掛けですね。普通のダンボール箱を並べても強度が出ないので、そこはいろいろ工夫がしているそうです。
私は、報道を見ながら、このダンボールベッドがあれば、避難所もかなり快適になるのだろうな。と思っていました。
でも、大量のダンボールベッドを自治体が購入して保管するというのもかなりの負担だし、全国的に普及させるのは難しいのでは?と思っていました。

ダンボールベッドを災害時に迅速に供給する枠組みが出来ていた!

ダンボールベッドを、一社だけの製品ではなく、全国のダンボールメーカーに広げてしまった企業があります。
それが、JPACKSというダンボールメーカーです。

最初は、自社製品として、ダンボールベッド[暖段はこベッド]を開発しました。
ここまでは良くある話なのですが、すごいのはここから。

この会社は、自社で設計したダンボールベッドの製造方法を全国のダンボールメーカーに公開したのです
もともと、いろいろな会社で生産が出来るように設計された、暖段はこベッドですが、更に、設計図を公開したことで、
全国各地のダンボールメーカーが同じ製品を製造できるようになったのです。

このような素晴らしい判断をした結果!

自治体は在庫を持つ必要がなくなったのです。

今は、全国どこで災害が起こっても、周辺の複数のダンボール工場がダンボールベッドを生産することによって、数日間で、大量のダンボールベッドを被災地に送る仕組みが出来ているそうです。

自治体は、ダンボールメーカーと、災害時にダンボールベッドを供給してくれるよう契約を結ぶだけで、実際に倉庫に備蓄しておく必要がないのです。

これは、本当に画期的なことだと思います。
必要なときに必要な分量だけ、お届けするというのは、一社だけの能力では実現できません。今回の場合、設計図を公開して全国のダンボールメーカーが協力したからこそ、実現されたのだと思います。

熊本地震の被災地でも段ボールベッドは大活躍

熊本地震の時、登山家の野口健さんが協力して出来た「テント村」。町内のグランドに100張以上の大型テントを設営した日本で初めての試みだったそうです。このテント村は今まで当たり前だと思われた、体育館や公民館の雑魚寝とは明らかに違う世界。プライバシーも保てるし、一人当たりの面積も広く被災者にはとても好評だったそうです。

そのテント村に、段ボールベッドの提供を申し出てくれたのが、JPACKSの経営者 水谷さん。野口さんが準備したベッドは、アウトドア用の簡易組み立てベッド。これはこれでありがたい物なのですが、背中が沈み込むため、寝返りが打ちにくいという点と、座ったときに気を付けないとベッドが傾き転倒してしまうという問題点があったようです。

段ボールベッドは普通のベッドと同じように寝返りも打つことが出来ますし、安定感も十分。なによりベッドに横になれているという安心感。

段ボールベッドを被災地の標準仕様にしていきたいですね!

自分が住んでいる地域の自治体は、ダンボールベッドの防災協定を結んでいるのか?

皆様の住んでいる自治体に問い合わせてみてください。せっかく優秀な仕組みでも契約されていなかったら意味がありません。
是非、この、ダンボールベッド供給網にすべての自治体が参加していただけたらと思います。

ダンボールベッドの特徴

メーカーサイトの説明では

①空気の層で出来ているので暖かい

②余震の揺れや歩行者の振動を伝えにくい

③いびきや咳などの騒音も和らげてくれる

④昼間は椅子替わりになる

⑤ベッドの中身は収納になる

⑥仮設住宅に引越しの時は引越しの箱になる

という特徴があるそうです。

少なくとも、床に雑魚寝するよりははるかに快適な環境になると思います。

また自治体にとっても以下のようなメリットが。。

①コストが安い     →他の簡易ベッドの半分以下

②強度が強い     →均等荷重で、約9トン耐える

③大量生産できる   →最大で1時間で1,000床作れる

④全国に3,000社ある →どこで何があっても対応可能

⑤リードタイムが3日  →備蓄が不要

⑥処分が簡単     →リサイクルで簡単処分

↑のベッドの特徴、自治体のメリットは、JパックスさんのHPより引用させていただきました。

1時間で1000床の生産能力はすごいですね!
1日フル稼働すれば、2万床以上のベッドを生産することが可能なのです!

以上、今回は、全国で進んでいる非常用のダンボールベッドについての記事でした。

ちなみにダンボールベッドは通販でも売られています。
お住まいの自治体が防災協定を結んでいない場合とか、公共の避難所に行く予定は無いが、非常用ベッドが欲しいという場合は、
購入を検討してもよいかと思います。

「暖段はこベッド 組立て8分!工具・ガムテープ不要ワンタッチタイプ」(パーテション有り)

今回も最後までお読みいただきありがとございました。

もしよろしければ、他のページもご覧ください。

防災に適した寝袋はどれだ?

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