今更説明の必要もないくらい、あなたの生活になくてはならないのが、「ポリ袋」一般的にはビニール袋と呼ばれていますが、実は今流通しているスーパーの袋やごみ袋はビニール袋ではありません。この場合のビニールとは、ポリ塩化ビニールという素材の事を指すのですが、今流通している袋は、ほぼすべてポリプロピレンという材料で作られている袋です。(どうでもよい豆知識ですが。。あまりにもビニール袋という名前が一般化してしまったため、今でもビニール袋という言い方をしますよね)
このポリ袋、ゴミ出し用の大きな袋から、コンビニのレジ袋のように小さい物まで、さまざまな大きさのものが市販されています。
実は、このポリ袋は、災害避難時の三種の神器の一つなんです。とにかくいろいろな用途に使えるので、出来るだけ多めに保管しておくのがよいと思います。
ゴミ出しなどで、定期的に消費するものなので、ローリングストック(古い物から使って、使った分を買い足しておく保存法)とも相性がよいです。
キッチリと密封されて冷暗所に保管されたポリ袋はかなり長期間劣化しないものですが、やはり時間と共に材料のポリプロピレンが劣化して穴が開きやすくなったりします。
少しでもよい状態の袋を準備したいのなら、ローリングストックがお勧めです!
災害時、ポリ袋の便利な使い方!
1.ごみ袋として使う
そのままじゃないか!と怒られそうですが、災害が起こった場合、ごみ収集が再開されるまでかなりの時間がかかります。再開されるまでに出たゴミをどこかに保管しておく必要があります。
ごみがそのあたりに散乱しているのは、衛生上もよくありません。ごみ袋に入れてまとめておくというのは実はとても大事な事なのです。
2.水の運搬に使う
ポリ袋は、水の運搬に使うことが出来ます。もちろん専用のポリタンクがあればそれに越したことはないのですが、ポリ袋を2重にして頑丈にすれば、かなりの量の水を運ぶことが出来ます。
給水車からの水の運搬など、ポリタンクが足りない場合も役に立ちますよ。手で持つ場合は、あまり大きな袋ではなく、スーパーの袋くらいのサイズがお勧め。ただ、スーパーの袋の再利用は衛生上ちょっと問題があるので、同じようなサイズの新品の袋を備蓄する事をお勧めします。取っ手付きのポリ袋はホームセンターなどでも売っています。
3.水がめとして使う
ゴミ箱などにポリ袋をかぶせれば、簡易水がめとして使う事ができます。この場合はある程度大きな45リットルごみ袋がよさそうですね。
よく段ボール箱にポリ袋をかぶせて・・・という記事を見ますが、水が意外と重たいので、段ボール箱では壊れてしまう事も。。プラスチック製の円筒形のゴミ箱が最適だったりします。
4.雨具として使う。
出来れば雨合羽を準備して欲しい所なのですが、カッパがないよ!という場合大き目のポリ袋を使えば、簡易雨具として使う事が出来ます。袋の端を頭が通るようにカットして被れば、ある程度の雨を防ぐ事が出来ます。
合羽として使う場合は、45リットルではちょっと小さめ。子どもであれば良さそうですが、大人の方でしたら、もう少し大きな70リットル90リットルのポリ袋を使うと、ゆったりとした雨合羽になります。
5.保温材として使う。
ポリ袋は通気性がないので、ある程度風を防いでくれます。大き目のポリ袋を体にまいたり、雨合羽のように着る事で体力の消耗を抑える効果も。但し、通気性がないという事は汗が溜まりやすいという事でもあるので、汗で服が濡れていないか注意する必要があります。汗が冷えてしまうと、余計体を冷やしてしまいますから。。
この場合もある程度大きなポリ袋がお勧めです。
これ以外にも、いろいろな使い方が出来るポリ袋。防災の必需品として、多めにストックする事をお勧めします。
以上今回は、災害避難時の 三種に神器の一つ「ポリ袋」の便利な使い方の記事でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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