(この記事の最終更新日は、2020年5月25日です。)
こんにちは!山猫おソーラーの備えるブログ 管理人の山猫です。(@yamaneko_solar)
電気柵用オフグリッドソーラーを自作しよう連載の3回目!前回の記事で、ソーラーパネルとバッテリーの選定が終わりましたので、今回は、オフグリッドソーラーシステムの心臓部!チャージコントローラーを選定します。(ひとつ前の記事はこちら!)
チャージコントローラを選ぶ
チャージコントローラ(太陽電池コントローラ)って何?という方は、別記事のチャージコントローラーを選ぼうを見ていただけると嬉しいです。
チャージコントローラーはオフグリッドソーラの心臓部なんです。
単純にソーラーパネルとバッテリーをつないでしまうと、バッテリーが壊れてしまいます。
バッテリーは、電気を貯めるバケツのようなもので、バッテリーに充電するときは、バケツが溢れないように気を付けなければいけないのです。
無理に電気を押し込めようとするとバッテリーが溢れて(過充電)とっても危険なのです。
チャージコントローラは、バッテリーが溢れないように流す電気の量をコントロールしてくれる、大切なパーツなのです。
チャージコントローラはいろいろ種類があるけれど。。
チャージコントローラは沢山の会社が、製品を出していて、どれを選んだらよいか迷いますよね。
山猫が今回、チャージコントローラを選ぶ際に気を付けた事は
- 信頼性が高い事
- チャージコントローラ自体の消費電力が小さい事
- 夜間モード等、タイマー機能が充実している事
1の信頼性が高い事は言うまでもありませんよね。
特に、電気柵用のオフグリッドソーラーは人目のつかないところで、安定して動作する必要があります。
また、コントローラの周囲温度が熱くなったり、寒くなったり、使用環境が厳しいという点もあります。
出来るだけ信頼性が高くて、動作温度範囲が広い製品を選ぶ必要があります。
2チャージコントローラの消費電力はバカになりません。
特に今回のようにソーラーパネルの出力が小さい場合は、チャージコントローラの消費電力を無視できません。
最近よくある液晶表示つきのチャージコントローラは消費電力も大きい場合が多いので注意が必要です。
3これは、電気柵の機械側で設定したほうがよいかもしれませんが、いろいろな電気柵に対応できるように、夜間モード(昼間は電気を流さない。夜間のみ電気を流す)という事が出来る製品の方がよいと考えました。
山猫が選んだチャージコントローラ
チャージコントローラの多くは中国メーカーが作っています。
とても安価な製品もたくさん売られていて、ついついそちらの選びたくなってしまいますが・・・
確かに中国製は安い(1000円以下の物もあります。)ですが、「すぐに壊れてしまった」とか、「煙を吹いた」という話も聞こえてきます。
どのくらいの割合で壊れているかはよく分かりませんが、信頼性という点で、中国製はちょっと遠慮したいと考えました。
あと、チャージコントローラ自体の消費電力と、多彩なモード設定が出来るという特徴。今回使う、10W程度のソーラーパネルに適した性能という事を考慮して、山猫が選んだのが、
電菱 太陽電池充放電コントローラー Solar Amp mini SA-MN05-8 タイマー付
日本メーカーの電菱製 チャージコントローラです。
前回制作した移動式オフグリッドソーラー装置では、同じ電菱製のSolar Amp Bを選びましたが、
今回のシステムでは、もう少し小型の、Solar Amp mini にしました。しかし、miniと言っても、扱える電流は8.5Aですので、100Wクラスのソーラーパネルでも対応できる力があります。
この製品は、その他にもこんな特徴が。
- 非常に低い消費電流。(なんと1mA) これほど低消費のコントローラは他にないと思います。
- タイマーモードが多彩。単純に夜間点灯するだけでなく、めちゃくちゃ細かい設定が可能。
- 動作温度範囲が広い! -20℃~60℃まで動作可能
と、電子柵用コントローラとして、申し分ない性能を持っています。
という事で、山猫が選んだチャージコントローラは、電菱 太陽電池充放電コントローラー Solar Amp mini SA-MN05-8 タイマー付です。
これで主要部品が出そろいました。
次回は、その他の部品を選んで行きたいと考えています。
お楽しみに!
~続きの記事~
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