(この記事の最終更新日は、2020年5月15日です。)
こんにちは!山猫おソーラーの備えるブログ 管理人の山猫です。(@yamaneko_solar)
移動式オフグリッドソーラーを自作するという連載も14回目。(前回の記事はこちら!)
まだまだ、その全貌は姿を見せていません。。いつになったら出来るのでしょうか?
今日は、オフグリッドソーラーで、スマホ、携帯を充電する時の必需品を紹介します。
オフグリッドソーラーシステムで作った電気で、
どうやってスマホや携帯を充電するのかしら??
オフグリッドソーラーでスマホ、携帯に充電するなら!
山猫が作っている移動式のオフグリッドソーラーは、電圧 DC 12Vのバッテリーを使用しています。(このあたりの経緯は、連載最初から読むとわかるのですが、かなりのボリュームになっています。)
いくつかの理由から、DC(直流) 12Vのシステムを採用したのですが、その理由の一つが、品数豊富なカー用品が使えるという事。
カー用品は沢山出回っている事もあって価格もこなれているし、種類も豊富。これを使わない手はありません。
さて、スマホや携帯を充電するには、DC 5Vが必要です。(※最近はちょっと変わってきましたが、基本はDC +5Vです。)
そして最近のスマホ用充電器のコネクタが大抵USBであることからわかるように、USBインタフェースがスマホ充電の標準みたいになっています。
(もともとUSB は、電源を給電しつつデータのやり取りをするインタフェースだったのですが、最近は充電専用で使う事の方が多くなってしまいました。)
つまり、オフグリッドソーラーシステムで作っているDC +12Vの電気を、USBに変換できるアダプターのような物があれば良いわけです。
そんな便利な物があるのかな?
実はあるんだよ!
カー用品には、実はスマホや携帯の充電器 (カーチャージャー)がたくさんあるのです。
山猫も、この手のカーチャージャーをいくつも使ってきました。
DC5Vの出口はUSB IF(USB-A)なので、USB-A – Micro USBのケーブルを使えば、Android系のスマホやタブレットに。
USB-A – ライトニング(Lightning)を使えば、iPhone や iPadに充電が可能です。とっても便利なアイテムなんです。。
2020年追記:最近主流になりつつある、USB-C にも対応したカーチャージャーも続々登場しています!
ただ、いろいろなカーチャージャーを使った結果、「充電できない!」「充電できるけど遅い!」「すぐに壊れた!」と、結構不満の残る製品が多かったのも事実。。。
その中で、安定性、充電能力 どれも満足だったのが、Anker社が出しているカーチャージャーでした。
Anker のカーチャージャー
Anker 製品は、カーチャージャーも、モバイルバッテリーもとても安定していて、山猫の一押しです!
Anker PowerDrive 2 (24W/4.8A 2ポート USBカーチャージャー) iPhone、Android、IQOS対応 (ブラック)
シガーソケットに直接刺すタイプの2ポートのチャージャーです。1port あたり、MAX2.4Aと、iPadも十分充電できる能力で、2port繋いでもフルパワー充電が可能な商品。
USB関連の充電機器は日進月歩。この手のカーチャージャーもどんどん新しい製品が出ているのですが、この製品は隠れたロングセラーになっています。
山猫も2年近く使い続けていますが、まだ現役で頑張ってくれています。
あと、Anker製品で優秀だと思うのが、待機電力が小さい点。
カーチャージャーとして使う分にはあまり気にならないけれど、オフグリッドソーラーで使う時は、この待機電力が曲者なんです。
待機電力の大きい機器は繋いでるだけで、バッテリーが減っていってしまうので、待機電力の少ないAnker製品はオフグリッドソーラーとも相性がいいのです!
以前、Ankerは5port品(合計60Wだったかな?)を出していて、それも現役で使っているのですが、残念ながらそちらは廃番になっているよう。
シガーソケットの仕様上、60Wの連続使用は発熱が心配なのかもしれません。
山猫 移動式オフグリッドソーラー2号機では、このカーチャージャーを2~3個使う予定。本当は5portくらい欲しいのですが、3連のシガーソケットを準備して、このAnker PowerDrive 2 (24W/4.8A 2ポート USBカーチャージャー) iPhone&Android対応 (ブラック) A2310012を並べるのも便利かもと思っています。
少ないと言っても待機電力があるので、使わないポートは抜いておけると安心です。
実は、後継品が出ているのですが、これでも十分!しかも安い!という事でこの製品をお勧めします。
新しい規格 USB-C
日常にあふれているUSB製品。パソコン周りや、携帯、スマホの充電などで見ない日はないという人も多いと思います。
さて、このUSB 実は徐々に進化してきていて、全く新しい規格の物も出てきているのです!
それが「USB – C」
元々、USB – A / USB -Bというものがあったのですが、この「-A」と「-B」は、コネクタの形を表していて、電気的には一つの規格だったのです。
「USB – C」という規格を耳にした時、また新しいコネクタの形になったのかな?くらいに思っていたのですが、このUSB -Cは 「-A」「-B」とは全く別物!名前を変えた方がいいのでは?というくらい違います。
最近は、スマホの充電コネクタがUSB – Cになっている機種も多く、防災用としてもUSB – Cの充電を考える必要が出てきました。
専門的には、通信速度が―とか双方向充電とかいろいろあるのでしょうが、防災用で大事なのは、充電速度!
今までのUSB-A -B (Mini や Microを含む)の最大充電能力は、1port当たり10W程度が限界だったのですが、USB -Cでは、30W以上で充電できるのです。
要するに、今までのUSB-A-Bにくらべ、3倍以上早い充電が出来るという事です。これはすごい!
USB-Cに対応したカーチャージャー
実は、USB-Cに対応したカーチャージャーはまだ数が多くありません。
USB-A と比べて、はるかにインテリジェンスなUSB-Cをなかなか製品化出来ないのかもしれません。
特に、山猫お気に入りのAnkerは、なかなかUSB -C 対応のカーチャージャーを販売してくれなかったのですが。。。
やっと発売されました!
USB-Cポート(PDと書かれています。)が1port 従来のUSBポートが1port の合計2portです。
出力が大きいので、オフグリッドソーラーで使う際は、システム全体の容量やヒューズを再検討する必要があるかもしれません。
これからはUSB-C IFが主流になりそうです。
オフグリッドソーラーも新しい規格に対応していかなくてはいけませんね!
次回も引き続き、負荷の周りで使うグッズを紹介して行きたいと思います。
お楽しみに!
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